衝動 ページ48
Aside
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次の日に行われるCDJのためのリハを行う
さっき黒い羊のパフォーマンスが終わったばかりで会場を後にし、すぐ隣の別会場でリハを行った
てちは角を曲がるの確認をしていて、
明日も出演無しなのでリハには来なかった
てち不在なので私がセンターを務めるが、気が上がらないのもありボーッとする
さっきのパフォーマンスで出し切ってしまったというか…まぁでも切り替えないと意味がない
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夜、8時過ぎ
流石にリハも終わり明日はCDJがあるので幕張メッセ近くのホテルに移動したメンバー
この後の角を曲がるをテレビで見ようとメンバーは集まっているが私はさっきかかってきた電話の用件で外に出ている
外に出ていると言ってもマネージャーのやっさんに連れられ幕張メッセに向かってるだけのこと
電話の内容はてちの元に来て欲しいから今からマネージャーと来ての一言
メンバーの為だったらすぐ動きますよ
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楽屋に入ると、もう既に衣装に着替えて座っている静かなてち
私が入ってきたことに気がつくと首を振りながら両手を広げるてちの姿
多分…緊張して半端ないんだと思う
平手「…無理だよ」
『怖い?』
平手「うん…」
椅子じゃなくてソファにしようと移動して本番の時間までてちの横で寄り添いながら座る
近くにあったベンチコートを布団がわりにして、てちを包めば安心してくれたかのように抱きついてきて肩近くに顔を埋める
今だけでも安心して欲しい
結局、直前は緊張してしまってもずっと緊張してるより少しでも安心する時間があったほうがいい
それが私であったら良い
初期から少なからずあったであろう緊張
でもやってくにつれてプレッシャーと曲の重さとが重なって緊張っていう言葉では片付けられないほどになってしまった
東京ドームを見ててもそう思った
スタッフ「そろそろ移動お願いしたいんですけど…」
『あ、はい。てち…、移動だよ』
平手「…」
『大丈夫。一緒行く?』
平手「…」
コクンと頷いたてちの手を取り廊下に出た
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作者名:苺 | 作成日時:2020年9月9日 17時