【テニプリ】恋短編集だなう

青学と家族になろうよ：★ ページ7

【桃城武の場合】

「よし、じゃあお前はここな」
「え？……ちょっとどこいくの！」

「そんじゃ！行くぜー！Aさんに！言いたいことがありまーす！」
「高い所登ったと思ったらまさかの学校へ行こう！？ネタ古くない！？」
「Aに！！言いたいことが！！」
「もう分かったから！……なーにー？」

「Aと付き合って！10年が経ちました！！」
「そーだねー！」
「俺はAを愛してる！！だから！俺と！！……」

(成年の主張)


【不二周助の場合】

「ねえ、お願いがあるんだけど、いいかな？」
「いいけど、何？」
「ちょっと動画回すね」
「言質！？」
「よし、じゃあ行くよ」
「なんか怖い……」
「A」
「はい」

「僕の、お嫁さんになってくれない？」

「え……？」

「……しようよ」

(その疑問符、消えるよ)


【海堂薫の場合】

「多分俺は、今後お前以外を好きになることは無い」
「急にどうしたの？……嬉しいけど」
「確認だ。お前はどうだ」

「私も多分、そうだよ」
「……そうか」
「うん」

「じゃあ、これからも傍にいてくれ」
「勿論」

「誓ってやる、俺の命に掛けて、お前を幸せにすると」

(真っ直ぐな視線で)


【乾貞治の場合】

「これに関してはデータが読めない」
「？」
「何せお前はまだ若い。これから色々な男と出会い、幸せになることも可能だろう」
「……」
「だが、俺にはお前だけだ。お前を離すつもりは毛頭ない」
「貞治……」
「お前が"いいえ"と言えば、俺はまた数年後にリベンジしよう」

「言わない……！はい。答えはイエスだよ」

「ク……ははっ、まだ何も言っていないよ」

(未来を凌駕する)


【菊丸英二の場合】

「俺達、ゴールデンペアだよねー？」
「もう、英二君の相方は大石君でしょ？」
「大石はテニスの相方！」

「じゃあ私は？」
「えーっと、そう、人生の相方！」
「ふふ、それはちょっと飛ばし過ぎじゃない？」

「飛ばしてないったら、今から正当な順序踏もうと思ってたの！ちゃんと聞いててね！」

(手始めに指輪から)


【手塚国光の場合】

「少し、手を見せてくれ」
「……はい？」
「これは……8号……でいいのか」
「国光、あの」
「もういい、大体分かった。後日改めて話がある。予定を空けておいてくれ」

「うん……国光」
「どうした」

「好きだよ」

「ああ、問題無い。俺も同じだ」

(隠す気ゼロ)


青学と家族になろうよ


「まだまだだね、お姫様」

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