白石の聖夜(2/3) ページ18
それから数週間後、クリスマスがやって来た。夫婦になってから始めてのクリスマスで、シャンパンなんて空けながら謙也と2人きり、家でゆっくり過ごしていた。
そんな時に鳴り響いた、インターホン。2人で顔を合わせたがどちらも心当たりは無かった
「私出るね」
「おん、任せたわ」
謙也はすでに酔っていて、リビングのソファーからは動きたくないみたいだった
リビングからは死角になっている玄関扉を開くと、そこには白石君がいた
「しら」
「……」
人差し指を口元にあて、しーと合図をする白石君に口を噤む。白石君は何やらスケッチブックを持っていた
「A、誰やー？」
遠くから聞こえる謙也の声に、白石君がスケッチブックをめくる。
【聖歌隊が来たと言って】
「……聖歌隊だって、近くの教会の」
「ほーん珍しいな、テキトーに対応頼むわー」
謙也の反応に白石君は微笑むと、iPadを操作する。流れてきた音楽は聖夜の定番曲。白石君はまた、スケッチブックをめくった
【English ok?】
ああ、なんか懐かしい。中学生の時はよく3人で英語を一緒に勉強して、一番成績の悪い私を2人は笑ってた。他の教科は私が全部トップだったから、ここぞとばかりに弄られたっけ
私は親指と人差し指で丸を作り、OKだとジェスチャーした。
白石君はそれを確認するとゆっくり、スケブをめくる
【
「ふふ……」
何が始まるのかと思えば唐突な自慢に思わず笑みが零れた。白石君はいつも面白くて、茶目っ気溢れるネタをよく披露してくれてたよね。
いつからだっけ、白石君が私を避け始めるようになったのは
【I can get lovers so easy】
次にめくられた紙にうんうん、と頷いた。白石君に掛かれば彼女の1人や2人なんてあっという間に作れるはずなのだから
【
次にめくられた紙
【
【
【
その１枚１枚に思わず涙が出そうになった。まるで私達の距離感が、中学生の頃に戻ったような。思いついたネタを片っ端からやってくれてたあの時代
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くろかは(プロフ) - 「大事そうな話」が特に好きです！いや全部面白いんですけどね！！(*ﾟ∀ﾟ*) (2019年3月9日 11時) (
レス) id: e34a9a5e9f (このIDを非表示/違反報告)
ろちこ(プロフ) - びょるさん» 繰り返し失礼致します、続編に載せる予定だった四天宝寺プロポーズネタを急遽こちらで載せることになりましたので、ご連絡失礼致します！リクエスト本当にありがとうございました！ (2018年4月17日 6時) (レス) id: 7838910af6 (このIDを非表示/違反報告)
ろちこ(プロフ) - ふゆさんはじめまして！全てのお話に目を通して頂きありがとうございます！！お褒めの言葉まで！白石君程に融通の利くキャラはいません！書きやすさに重宝させて頂いてます笑。本当にありがとうございます、嬉しすぎます。これからも何卒、宜しくお願い致します！ (2018年4月17日 2時) (レス) id: 7838910af6 (このIDを非表示/違反報告)
ろちこ(プロフ) - 信玄さん» 信玄さんはじめまして！コメントありがとうございます！私もめっちゃ嬉しいです！続編でも何卒宜しくお願い致します！ (2018年4月17日 2時) (レス) id: 7838910af6 (このIDを非表示/違反報告)
ろちこ(プロフ) - 涼音さん» 涼音さんありがとうございます(><)続編でも何卒宜しくお願い致します！会員登録までっっ！本当にありがとうございます！仲良くしてくださいっ！ (2018年4月17日 2時) (レス) id: 7838910af6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろちこ | 作成日時：2018年3月6日 12時
