白の中で【短編集】

薬を飲まないと出られない部屋 ページ4

リクエストありがとうございます!

初めましてのリクエストに張り切っております()

◇◇◇◇◇


ピピピとアラームがなる。

そして私はアラームに起こされる＿＿＿


はずだった。


私を起こしたのは、男。

そう男であった。


「いや誰！？」


びっくりして飛び起きると、白い部屋。
皆様ご存知あの部屋だ。前回はあざといツンデレ男と閉じ込められてしまったが2回目は聞いてない。
まあ、ジョニィのあざとさに対して漢(おとこ)が出てしまったの失態だったぜ...()


「それを聞きたいのは俺の方だ。この部屋はお嬢ちゃんの仕業か?」


「いやいやいやいやいや」


んなわけ、と全力否定するとだよなとか言って憐れみの目を向けてくる。男は背を向け、部屋を見回し始めた。

...いや誰が馬鹿そうな女だ。(言ってない)

そういえば前回お題があったはず...と思い、私も部屋を周ってみる。

が、見つからない。おかしいと思いつつ、さっきの男に声をかける。


「すみませ〜ん、」

ゆっくり後ろから近づくと、こちらに視線を向けられる。
や、やめろ...!!そんな目で見るな....!?

「私、Aです」




「あ?」


こっっっっっっっっわ

あ?って何!?!?いてこますぞって意味！？


「...俺はジャイロ。ジャイロ・ツェペリ」

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