星空サイダー【Alan】 (ページ7)

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コンビニに寄ってアイスを買い、

近くの公園のベンチに座って食べる。

フルーツのアイスバーを亜嵐くんがわたしの分まで買ってくれた

『ありがとう、買ってもらっちゃって』

「彼女なんだからいーんだって！気にしないで。俺バイトしてるし」

亜嵐くんはみかんで、わたしは桃。

「こんだけあっちーとすぐ溶けちゃうね」

『ね、早く食べなきゃ』

アイスを食べ終えたところで連絡先を聞かれる。

「A、連絡先教えてよ。ケータイ出して」

『あ、うん』

電話帳に登録された " 白濱亜嵐 " の文字。

「よっし、登録完了〜連絡すっね」

どうしてこんななってんだっけ……不思議になる。

小、中と同じ学校だっただけあって家は途中まで同じ方向で

「学祭、1組はうどんやるんだっけ？」

『そう。冷たいのも出すから食べに来てね』

「A店番やってるとき行くわ。あと一緒に回るんだから空いてる時間も教えて！」

『わかった。メールするね。3組はどうなの？喫茶店』

「けっこー本格的にやってるよ〜ほら、サイダーもあるから来てね」

『亜嵐くん人気者だから人いっぱい来そうだね』

「そんなことねーよ(笑)混むのはありがたいけど。打ち上げちょっと豪華にできるし！」

亜嵐くんと話してると、なんだか楽しい。

いつも周りに人がいて、人気者である理由が分かった気がした。

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