星空サイダー【Alan】 (ページ42)

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模試が終わって連休も終わった

まだ半年ちょっとあるけど2年の終わり頃から判定も上がってきて

志望校合格に近付いてきてる気がする。頑張ろう。

今日は亜嵐くんバイトないみたいだし
いつも通り帰れるかなと思っていたら昼休みに

「A、ごめん今日一緒に帰れない。バイト先の先輩に勉強教えてもらうことになって」

『そうなんだ、頑張ってね』

「うん、ごめんね。俺の行きたい大学通ってる先輩なんだよね！」

一緒に帰れないのはちょっと寂しいけど

身近に先輩がいて勉強教えてもらえるのはいいだろうな、

亜嵐くん目輝かせてるし。

そういえば亜嵐くんのバイト先のお店は知ってるけど行ったことがない。

『ねえ、今度亜嵐くんのバイト先のカフェ行ってもいい？』

「うん！おいでよー次の土曜出勤だからその時でも」

『お仕事してる亜嵐くん見たことないからたのしみだな』

「うわーそう言われるとちょっと恥ずかしいかも(笑)」

バイト先でもきっと人気者なんだろうな

先輩ってどんな人なんだろう、女の人かな？

聞けばよかったけどなんか詮索してるみたいだし

嫌がられたらと思うと聞けなくて

土曜日その勉強教えてくれるっていう先輩いるのかな……

そんなこと考えてしまう自分も嫌で

その日はもやもやしながらひとりで帰った。

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