あの日、あの時、あの場所で Ⅱ【Reo】 (ページ44)

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芳乃「え、話したの？どうなった？え、どうなったの？」

『落ち着いてよ』

芳乃「Aが教えてくれないからじゃん」

『わたしはこっちきてもう会わないし、連絡も取るつもり無かったんだけど、玲於くんわたしのこと気にかけてくれてたみたいで』

芳乃「で？」

『……付き合うことになった』

芳乃「マジで？GENERATIONSと？嘘でしょ？」

『わたしも信じられないよ』

芳乃「え、でも相手芸能人だよ？遠距離だし、遊ばれてない？大丈夫？」

『うーん……』

不安になるようなこと次々と言うのやめてよ……(笑)

芳乃「ま、もしAを傷付けるようなことがあればこのわたしがガツンと言ってやるから！」

『頼もしいわ(笑)』

芳乃「えーじゃあまた東京行くでしょ？せっかく一緒に仕事できて、うちの部活もいい感じになってきたのにここで抜けられるのはちょっと痛いな」

『うん、まずコンクール終わるまでは責任持って面倒見るから』

芳乃「じゃあ後2、3ヶ月は居てよ？よろしくね」

『うん。ありがとう。ごめんね、本当に』

芳乃「捨てられたらまた戻ってきなよ！ホントにガツンと言ってやるから！芸能人だからって関係ない」

『ありがと、でも縁起でもないこと言わないでほしい(笑)』

芳乃「ていうかさ、GENERATIONSと顔見知りなら先に言ってよ！」

『言えるわけないじゃん！わたしから連絡断っといて会わせる顔もなかったし』

芳乃「さのれお以外とも面識あるの？」

『一応……涼太くんと隼くんはご飯とか、飲みに行ったりしたし。メンディーさんもちょっとだけ会ったことある。あと、亜嵐さんも一緒に飲んだ。あ、そう！コウタ先輩がさ、亜嵐さんと仲いいみたいで』

芳乃「もう話聞いたらめちゃくちゃ親しいやつじゃん……で、なに？あの五木コウタ先輩？俳優やってて、高校の時Aと3ヶ月だけ付き合ってた？」

『そうだけど、その情報いる？(笑)』

芳乃「いやーA昔からモテるよね……なんかうまくいかないけど」

『モテてるか？しかも最後それやめてよ……』

芳乃「ごめんて(笑)そういえばAの妹、GENERATIONS好きじゃなかった？」

『そうだ忘れてた』

まずい、すっかり忘れてた。
しばらくは黙っておこう……

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