あの日、あの時、あの場所で Ⅱ【Reo】 (ページ22)

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涼太くんの隣で歩くのはやはり緊張するな……

涼「そういえばAちゃん、前話してた気になる人、その後進展あった？」

『あー前そんな話したっけ……』

もう随分前な気がするなあ。

涼「……今も自分の気持ち抑えてる？」

『……抑えられなくなってきた(笑)』

涼「そっか(笑)それでいいと思うんだけどなあ……気持ち伝える気はないの？」

『ない！迷惑だと思うし』

涼「そう？迷惑だなんて思わないと思うけどな玲於」

『え？』

今 "玲於" って言った？

涼「あ、ごめん。玲於の話じゃないの？」

『涼太くんいつから知ってたの……』

涼「前飲んだ時からそうかなーとは思ってたよ？Aちゃん見てたら分かるめっちゃ分かりやすいやん(笑)」

『知られてたのめっちゃ恥ずかしー……(笑)あ、え、玲於くんに言ってないよね？！』

涼「もちろん言ってない」

『絶対ダメだよ……』

涼「言わないから大丈夫(笑)さっきも言ったけどその気持ちは自分で言いなさい！」

『うぅ……言えてたら悩まないんだよこんなに……』

涼「玲於めっちゃ想われてんなあ(笑)」

『好きだけど……色々考えたら望んじゃいけないの分かるから』

涼「……そんな考えすぎなくてもいいと思うよ。Aちゃんの性格上それが難しいのは見てて分かるけど」

『……うん。あ、うちここだからもう大丈夫。涼太くんありがとう』

涼「うん、色々聞けてよかった(笑)なんかあったら連絡ちょうだいね。ほら、メンバーだから協力できるし！あ、余計なことはしないから安心して！(笑)」

『うん、分かったありがとう(笑)おやすみなさい』

涼「Aちゃんまたね、おやすみー」

まさか涼太くんにバレてたとは……
しかも結構前から知られてたじゃん！
分かりやすいかな？わたし……

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