あの日、あの時、あの場所で Ⅱ【Reo】 (ページ21)

今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:64,918 hit

69 ページ21

*

隼「へぇー合唱かあ」

『大学までやってたの。大学でも一応音楽の先生目指して勉強してたんだよね。卒業はしたけど結局地元の楽器店に就職したんだー』

涼「そうなんだ。それこそ俺の親父高校の先生やってるよ」

『そうなんだ！マスターに拾ってもらったから今はこれでいいかなって思ってたけど、もうちょっと頑張ってみようかな』

涼「がんばれ！」
隼「がんばって！」

『ふたりにそう言われたら頑張れる気がする。贅沢だなあ、わたしただのファンだもん(笑)』

涼「いくらでも言ってやるよ(笑)」

隼「ほら、食べて食べて！涼太くんの奢りだから！」

涼「もー！しゃーねーな！(笑)」

その他最近あった楽屋での出来事とかたくさん話してくれて
お腹いっぱいになったのでお開き。

結局涼太くんが奢ってくれました。

『涼太くんごちそうさまです』

涼「いいえー」

隼「ごちそうさまです！じゃあお疲れ様でしたー涼太くんまた明日！Aちゃんまたね！」

涼「隼お疲れー」
『隼くんバイバイ！』

涼「Aちゃん送ってくよ」

『大丈夫だよまだ遅くないし。涼太くん明日もお仕事早いでしょ』

涼「もうちょっとお話したいんだけど……ダメ？」

いや、仔犬のような目で見つめられて
そんなこと言われたら断れるわけがない……

『涼太くんがいいなら……お願いします』

涼「ふふっ、じゃあ帰ろう」

*