あの日、あの時、あの場所で Ⅱ【Reo】 (ページ3)

今日:6 hit、昨日:9 hit、合計:64,915 hit

51 ページ3

*
*

そんな夏のある日

お客さんも来ないしマスターが閉めようかなんて話してた時
(マスター営業時間ちゃんとして？(笑))
店の扉が開いた。

『いらっしゃいませ！』

隼「まだ大丈夫？」

『隼くん！……と』

隼くんの後ろにもう一人……玲於くんじゃないみたいだけど

『……片寄さん！？』

涼「こんばんは。玲於じゃなくてごめんね？(笑)」

『え？……こ、こんばんは』

え、玲於くんのこと考えてたのバレてた？なんで？
片寄さんもエスパー？

涼「Aちゃんだよね？初めまして、片寄涼太です」

『初めまして！存じております……。AAと申します……』

涼「ふふっ、そんな緊張しなくていいから！同い年なんでしょ？タメでいいよ。"涼太"って呼んで」

だから緊張しないほうがおかしいって！(3回目)

『……よろしくね、涼太くん』

隼「ごめんねー、閉めようとしてたでしょマスター(笑)」

「そんな話してたとこ(笑)でも大丈夫だよ」

隼「涼太くんもブレンドコーヒーでいい？」

涼「うん」

『かしこまりました』

隼「涼太くんがさーAちゃんに会ってみたいって言うから連れてきたんですよ」

『え、恐れ多い！なんでそんなわたしの話になるの？(笑)』

涼「玲於とか隼が楽屋で話してたからどんなコなのかなーって気になっちゃって？」

『いやいや皆さんがわたしのことなんて考えるだけ時間の無駄なのに』

涼「そんなことないよ(笑)」

いやGENEの楽屋でわたしのどんな話されてんの？
こわ……(笑)

*