【呪術廻戦】呪術師様の反応集2!!

11000hit記念 【五条悟様】 ページ38

Aside

彼は凄い人だ。

最強で、イケメンで、不器用ながら優しくて、生徒想いで……

彼のことを考えていたら、あるひとつの事を思い出した。



〜十数年前〜


私の両親は、毎日私を蹴り、殴り、叩く。

最初は痛かったけれど、もう慣れて何も感じなくなった。

今日もまた叩かれる。
両親は、何がしたくてこんな事をしているのだろう。
……考えても無駄か。

暴力を受けながらそんな事を考える。


なんだか今日は、いつもより殴ったり蹴ったりする時間が長い気がする。
気のせいだろうか。まぁどうでもいいか。


ただひたすら暴力を受けていると、突然その動きが止まった。
両親を見ると、怯えた目で何かを見ていた。
私がそっちを見ると


白い髪に蒼い目、そして綺麗な着物を着た5歳くらいの男の子が居た。
両親は相変わらず怯えている。
何が怖いのだろう。そんな事を考えていると

？「なぁ、要らないならこれ、俺にくれよ」

と私の腕を掴みながら言っていた。

両親は首が取れると言わんばかりの勢いで、首を縦に振っていた。


ああ、ついに私、売られたんだ。
この人にも、まだ殴られたり蹴られたりするのかな。

？「ほら、行くぞ」

と腕を引っ張られる。

私はよろめきながらも、頑張って着いていく。

？「そういえばお前、名前は？」

A「私は……A、です。」

？「ふーん。ちなみに俺は五条悟。」


名前を聞いた時、両親が怯えていた理由がわかった。
この子が……ーーーーーーーーーー。


A「よ、よろしくお願いします。
後……どうして私なんかを？」

悟「……別に。お前が苦しそうにしてたから。」

A「そうですか……ありがとうございます。」


それから色々とお話をして、彼の家に住むことになった。
そこには見たことも無いものが沢山あって、
お腹いっぱいご飯が食べられて……
まるで天国のようだった。


ある時私はこのままお世話になっているだけでいいのか。
そんなことが頭をよぎった。
そこから悟に相談して、この家の手伝いをすることになった。


ある日彼の家の手伝いをしていると、外に黒いモヤモヤがあることに気づいた。
悟に何か聞くと、少し驚いた顔をして悟のご両親の元に行った。


そしてそこで色々な説明を受けた。
あの黒いモヤモヤの正体について。
そこから私は悟と一緒に呪術師になることを決めた。


高専時代、そして今も一緒に過ごしている恩人。
私は彼のそばにいると決めたから。
大好きな彼に恩を返すまで。

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