あの子の周りに花が散る

第5話 病名 ページ6

無一郎視点

しのぶ「時透さん、ちょっとよろしいですか？」

「Aさんについて、少しわかったかもしれません」

無一郎「……本当ですか？」

しのぶ「はい。まず、病名は『花吐き病』です」

聞いた事のない病名。
ただ、Aの症状からして間違いないだろう。

「非常に言い難いのですが……この病気の明確な治し方は現段階ではありません」

無一郎「そんな……」

しのぶ「ですが、もしかしたら治すことが出来るかもしれません」

「この先についてはまだ明確ではないので、何か分かったら知らせますね」

無一郎「……ありがとうございます」

Aは眠っていた。

綺麗な顔立ち。
周りに散る花弁も、綺麗なハズなのに。
今は素直に見ることが出来なかった。


A視点

どれぐらい眠っただろう？
周りには大量の花弁が散っていた。

しのぶ「あら、起きましたか」

A「しのぶさん！何かわかったことは……」

しのぶ「……多少ありましたが、話せる程度では」

A「……そうですか」

無一郎は大丈夫かな。
いつだって最初に出てくるのはAか。

彼は……どうなんだろうな。

ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ

あぁ、今日はいつもより花が散っている。
苦しい。





こんな時間の投稿になってしまいすみません！
今日2月8日は、作者が1歳になった日でして……
投稿だけはしようと思ったんですが寝落ちしてしまい……
迷惑かけてしまった方は本当にすみません！
今度ともよろしくお願い致します！

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