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#493 帝国ホテル ページ16

その後、煉獄と都希は、
光雄が用意した四人乗りの馬車に三人で乗り、
帝国ホテルに出発した。

「帝国ホテルっていつ頃できたんですか?」

道中で馬車の中で都希が光雄に訊いた。

「確か明治の中頃ですよ。
今の建物はニ年前に全焼してから立て替えて、
開業したばかりなんですよ」

「へー、リニューアルオープンした
ばかりですか!
それはキレイでしょうね!」

「では、泊まっていこうか?」

「ふえっ!?」

煉獄の提案に都希は変な声が出た(笑)

「うーん、お泊まりしたいけど…
でも、お泊まりするんなら着替えとか
なんにも持ってきてないし、
今回は諦めるわよ…」

そういう都希は残念そうだ。

「それなら問題ありません。
あとから煉獄さんと都希さんの荷物を
胡蝶さんにお願いして送りますので♡」

いつの間にかしのぶとも認識のあった
光雄であった。

「それならいいだろうか?」

「はい!
新婚旅行は和風の旅館だったから
洋風のホテルに泊まりたかったの!
ありがとう、杏寿郎さん!」

嬉しくて思わず煉獄の手をぎゅっ!と
両手で握って感謝の気持ちを示した
都希であったが、

「あ、あ、当たり前のことだ!」

赤くなって照れてる煉獄。
頭から湯気が出てるようだ(笑)

「あのー、お二人共、
僕がいること忘れてないですか?」

「あっ、ごめんなさい!」
「他意は無い!!」

ふたりはイチャイチャしていたが、
ぱっ!と離れた。

「まあ、いいですけど。
仲良きことは良きことです。
でも本来の目的を忘れてないでくださいね。
都希さん、鬼に対抗するための
攻撃魔法をアトランティスの方に
習うんですよね?」

「も、もちろん、忘れてません!!」

都希は襟を正した。

(そうだわ、私は鬼に攻撃できる
魔法をアトランティス人に
教えてもらうんだわ…!
少しでも杏寿郎さんの、
そして鬼殺隊の役に立ちたい…!!)

♪───O(≧∇≦)O────♪

煉獄さん、都希ちゃんと善逸の
やりとりに嫉妬の炎を燃やします(笑)

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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ミーニャ x他1人 | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/users/8107694/illustrations  
作成日時:2022年3月21日 20時

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