緋炎と桜花 #33【煉獄杏寿郎】【鬼滅の刃】 (ページ12)

今日:7 hit、昨日:9 hit、合計:3,763 hit

#489 日本人の正装ページ12

「煉獄さん、そんな大声出さなくても
聞こえますよ」

光雄はやれやれという感じで言う。

「もちろん、同行をお願いします。
ただ、大人しくしてくださいね！」

「うむ、わかった！！」

(大丈夫ですかね！？)

光雄は一抹の不安が募った(笑)

「光雄先生も同行してくださるのですね？」

「はい。僕も同行します。
では、午後二時に馬車で迎えに来ますので
よろしくお願いします」

光雄は立ち上がると部屋を出て行った。
それを見送っていた都希はしのぶに、

「アトランティスの神官の人と
会えるなんて夢みたい！
ね、しのぶさん、やっぱり日本人の正装の
着物を着た方がいいかな？」

「そうですね！
それなら…」

そうしのぶが言いかけた時
煉獄が立ち上がり、

「それなら、今すぐ、呉服屋に行って
着物を買おう！！」

「ええ！？」

「まだ君に何も買ってあげてないからな！」

「いえ、杏寿郎さん、そんな贅沢は
出来ないわ！」

遠慮する都希にしのぶが、

「あら、いいじゃないですか。
都希さんも着物のひとつくらい持ってた
方がいいですよ」

「よし！！善は急げだ！！
胡蝶、この辺にいい呉服屋は無いか？」

「それなら日織絵屋さんがいいと思います。
いつか都希さんが煉獄さんの家に結婚のご挨拶に
行った時に私が貸してあげた振袖も
そこで買ったものです」

「あ、あの時の振袖がそうだったんですね！」

都希が煉獄の家に結婚の挨拶に行った時。
その後、酩酊状態の煉獄に押し倒されてる。
しかし、その時は途中で寝たので未遂(笑)

都希は煉獄の方を見てみた。
真っ赤な顔をして顔をそむけている。
色々思い出しているのだろう。

(変なことを思い出させないでくれ！！)

(やだっ、照れてる、
カワイイ♡)

都希は顔がほくそ笑んでいた(笑)

♪───Ｏ(≧∇≦)Ｏ────♪

日本人の正装は着物です。
でもなかなか、着る機会はないですね。

お気に入りに投票してくださった方々、
本当にありがとうございます。
感謝、感謝です。
とうとう180人突破しました(≧∀≦)
感想もくださると飛び上がって喜びます(*≧∀≦*)

次回の更新は
3月29日の20時
#490 巫女装束
の一話のみの更新です。