#421 やる気満々 ページ4
俄然やる気満々の(笑)
煉獄が、立ちあがろうとしたので、
「ちょっと待って、杏寿郎さん!」
「なんだ?」
「私たち、まだ夜ご飯の途中なのよ!?
そんなお行儀の悪いことできないわ!」
と、都希が止めた。
「成程。それもそうだな!
悪い、気が焦ってしまった!」
「もう、慌てすぎよ。
私は逃げも隠れもしないから…」
そう言いながら、都希は心臓がドキドキ
言うのを感じていた。
(もうっ、うるさいわよ、
私の心臓!!
昨日もしたんだから今日もきっと大丈夫!
大丈夫だから!!)
都希は胸を押さえて目をぎゅっと
閉じて赤くなっていた。
「都希……」
そんな都希に、煉獄は、
「やっぱり嫌なのか?」
「い、嫌じゃないわ!
ただ、恥ずかしいだけ……」
煉獄は少し考えると、
「では、今夜は明かりを消してても
いいぞ?」
「えっ?
それじゃ見えないじゃない。
いいわよ、明かりは点けてても…」
「そうか?
無理しなくてもいいが…」
「ううん、無理してないわ。
とりあえず、冷めないうちにご飯を
食べましょう」
「うむ!!」
そうして、ふたりはご飯を
食べ終わり、食後のお茶を飲んでいると、
すぐに、中居が来て、襖の向こうから
声をかけられた。
「失礼します、お食事は終わりましたか?
食器を下げさせて頂きます」
「ああ、頼む!」
「失礼します」
三人の中居が来て、
手際よく食器を下げて行った。
「では、ごゆるりとお過ごしください」
パタン、と襖が閉じられ、
足音が遠ざかって行く。
「では、都希」
「はひっ!!」
煉獄に呼ばれ、都希が座ったまま、飛び上がった。
返事が変だ(笑)
「うーむ…」
(嫌じゃないと言ってたが、
やっぱり嫌なんだろうか?
いや、なんだか怯えてるようにも見える)
確かに都希は冷や汗をかいてるように見えるし、
震えているように見える。
♪───O(≧∇≦)O────♪
やる気満々の煉獄さんに
ちょっと怯えている都希ちゃん。
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#422 揺らめく炎
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ミーニャ(プロフ) - ゆいいさん» こんにちは、感想ありがとうございます(^^)まだまだラブラブなふたりを書いてて楽しいです(^^) (2022年6月15日 20時) (レス) id: 732fd95803 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいい - とても内容が深くて面白い (2022年6月15日 18時) (レス) @page8 id: ed848c2507 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミーニャ | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/users/8107694/illustrations
作成日時:2022年1月15日 19時