緋炎と桜花 #22【煉獄杏寿郎】【鬼滅の刃】

#316 君を見つめてる ページ4

「れんげさん、つゆさん！
どうしたんですか、慌てて」

「都希さんが目が覚めたって聞いて
飛んで来たんです！」

「そうですか、ご心配かけてすみません」

「いいえ、いいんです！
都希さんの炎柱様への【愛】！！
しかと見届けさせて頂きました！！」

「「愛！？」」

煉獄と都希が同時に声を上げる。
ふたりとも顔は真っ赤だ(笑)

「そうではないですか！！
ご自分を犠牲にしてまでその人を
助ける…愛以外はないです！！」

「ち、ちょっと、そんな大袈裟な…」

「そんな都希さんに朗報です。
これから産屋敷家に来てくれませんか？
もちろん、炎柱様もご一緒に」

「お館様が何か用なのか？」

「それは着いたら言うそうです。
では都希さん、着替えますよ！！」

「はい？」

都希は蝶屋敷のパジャマを着ている。

「その格好でお館様には会えませんからね！！
では、蟲柱様、お部屋をお借りします！！」

「はい、どうぞ」

「ひえぇぇ〜〜」

れんげとつゆはしのぶに断りを入れると
変な声を出す都希を両側から挟み、
奥に連れて行った…

「なんか都希ちゃんってこの
パターン多いわね」

「周りが都希さんに何かしてあげたい、
と思うからなんでしょうかね？」

「どっちかというと、守ってあげたい、
かもしれないね！」

しのぶと蜜璃が楽しそうに話していた。

(守ってあげたい、か。
確かにそうかもしれない)

思わず煉獄は納得していた…

二十分後。

「お待たせしました」

そこには袴姿の大正時代の女子の服装をした
都希が立っていた。

その姿を見た煉獄は笑顔で
じ〜〜っと見つめて…

静寂のまま、十秒経過。

「あの、杏寿郎さん？
何か変ですか？」

沈黙に耐えられずに都希が
煉獄に聞いた。

「いや、あまりにも可愛いから見惚れてた！
袴姿か！これはこれで可愛いな！！」

至近距離で大声を聞いた都希は
耳がキーンとした…

♪───Ｏ(≧∇≦)Ｏ────♪

煉獄さん、目を見開いて
都希ちゃんを見つめてました(笑)

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10月8日の20時、
#317 産屋敷家にて
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