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#300 朱雀飛翔 ページ18

「何か気になることが…
まあ、それは都希さんの
ことだろうが…」

「そ…それは……」

杏寿郎には解っていた。
都希が桜花の巫女の奇跡の力を使って
自分を癒してそれを回復させるために
眠ってしまってから、

息が上手く出来ない。

胸が苦しい。

炎の呼吸も上手く使えないと
思っていたが、やはり使えない。

「俺は……」

「杏寿郎。
都希さんはそんな不甲斐ないお前の姿を
見るために桜花の巫女の奇跡の力を
使った訳ではないと思う」

「父上…確かにそうですね。
都希は俺のこんな姿を見るために
命を掛けて助けてくれた訳では無い…」

その瞬間から杏寿郎の放つ闘気が、
ガラリと変わったのが慎寿郎を始め、
その場にいる者すべてに伝わった。
彼の体から炎が巻き起こるのが
見えそうだ。

「煉獄さん、すごい闘気!」
「こっちまで伝わって来るね!」
「キャー♡お兄様ステキー♡」

炭治郎、善逸、蜜璃が嬉々として
杏寿郎を見つめる。

杏寿郎は刀の柄に手をかけ、
一呼吸置くと、技の名前を叫んだ。

「炎の呼吸、捌の型・朱雀(すざく)飛翔!!」

その時、彼の刀身から姿を現したのは
慎寿郎が出した朱雀より大きな、
炎をまとった鳳凰のような姿をした、
南天を守護する朱雀そのものだった。

その時、観客と化している、
炭治郎を始めとする隊士たちから
拍手と歓声が沸きあがった。

「すごーい、煉獄さん!!」
「カッコいいよ、煉獄さん!!」
「キャー、お兄様、ステキーー♡」

「君たち、ありがとう…」

息を切らせながら、杏寿郎はひと固まりで
見学している炭治郎たちを振り返った。
炭治郎たちは興奮気味に拍手していた。

炎の呼吸・捌の型を完璧に繰り出した
杏寿郎を見て、慎寿郎は思った…

♪───O(≧∇≦)O────♪

杏寿郎さん、見事、
炎の呼吸、捌の型・朱雀飛翔を取得♡

お気に入りに投票してくださった方々、
本当にありがとうございます。
感謝、感謝です。
とうとう130人突破しました(≧∀≦)
感想もくださると飛び上がって喜びます(*≧∀≦*)

次回より、
【緋炎と桜花 #21】に移行します。
引き続き、よろしくお願いします。

次回の更新は
9月23日の20時、
#301 天賦の才
の1話のみの更新です。

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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年9月20日 12時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
ミーニャ(プロフ) - コメント、ありがとうございます♪まだまだ続きますがよろしくお願いします♪純情野郎の煉獄さんは都希ちゃんと上手く出来るかな!?(笑) (2021年9月19日 21時) (レス) id: e862ec09fb (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして!とっても素敵ですね!高評価しました! (2021年9月19日 21時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミーニャ | 作者ホームページ:https://ameblo.jp/mienya-suzume/entry-12674115539.html  
作成日時:2021年9月9日 19時

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