#28 シャツにヤキモチ ページ15
「ああ、そう言うことですか」
しのぶは納得してパチンと日輪刀を鞘に収めた。
「それなら、脱がなくても襟の首元に
名前が書いてあるから見てあげますよ」
しのぶは都希の後ろに回った。
「都希さん、ちょっと首の後ろが見えるように
髪を上げてくれませんか?」
「はい」
都希はストレートのロングヘアで
腰のあたりまで伸ばしている。
両サイドを桜をモチーフにした
バレッタで止めている。
髪を上げた時にうなじが見えた。
思わず煉獄が息を飲んだのを
しのぶは聞き逃さなかった。
しのぶが覗き込むと…
「とみおか…冨岡さんのですね。
煉獄さんとたいして背格好が変わらない
じゃないですか。
アオイったら何が小さめですか。
時透さんのならよかったのかも」
「冨岡のか…冨岡の……」
冨岡義勇。水柱。
声が小さい。無口。
だからよく話しかける。
(なんだかモヤモヤする……)
胸が苦しい。痛い。これは……
「都希、それ、俺のシャツに着替えてくれないか」
「えっ?」
「乙女の誰が好き好んで汗臭い
着たがるんですか!
ほら、都希さん、ドン引きしてますよ!」
都希はドン引きはしてなかったが、
どういうことかな?と目をパチクリしていた。
「冨岡さんのシャツにヤキモチ焼かないで
ください」
小声でしのぶが煉獄に言う。
都希には聞こえない。
(ヤキモチ!?
これはヤキモチなのか!?)
♪───O(≧∇≦)O────♪
ヤキモチです(笑)
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作者名:ミーニャ | 作者ホームページ:https://ameblo.jp/mienya-suzume/entry-12667198823.html
作成日時:2021年3月31日 20時