#10 離したくない温もり ページ11
再び、蝶屋敷の玄関。
目を回してる都希をお姫様抱っこしてる
煉獄としのぶがいた。
「さぁ、煉獄さん、こちらです」
しのぶは目を回している都希を休ませようと、
煉獄を先導して寝台のある
部屋に案内しようとした。
しかし、煉獄は動かない。
「どうしたんですか、煉獄さん?」
「いや……多分、彼女のめまいなら
もう少しで治ると思うからこのまま……」
(今はまだ…離したくない……
この温もりをまだ感じていたい……)
「そのまま抱いてるつもりですか?
いくら体力お化けの煉獄さんでも
腕が痺れますよ!?」
「なにか、胡蝶、ものすごく失礼だぞ」
「う…ん……」
その時、都希が身じろぎした。
「あれ…私…どうしたんだろう……」
「もうめまいは治ったか?
つい、全力疾走して悪かった」
つい、で全力疾走するんかい。
都希の顔を覗きこみながら話すものだから
ふたりの目がバッチリ合ってしまった。
「キャーーー!!」
また都希が悲鳴をあげた。
(煉獄さん、顔が近ーい!!
しかもこんな至近距離で聴いたら
もう、声の暴力ー!!
心臓に悪いからやめてー!!)
状況が飲み込めず、都希は煉獄の腕の中で
じたばたと暴れてしまった。
「いちいち悲鳴をあげられたら、
少し傷つくんだが」
「ごめんなさいぃぃ!!」
しのぶがため息つきながら煉獄に注意する。
「貴方のせいで具合が悪くなった人を
恐縮させてどうするんですか。
煉獄さんはただでさえ圧が凄いのに」
「重ね重ね失礼だな、胡蝶」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
蝶屋敷に戻りました。
お気に入りに投票してくださった方々、
本当にありがとうございます。
感謝、感謝です。
とうとう二桁突破しました(≧∀≦)
頑張って毎日更新しますので
よろしくお願いしますm(__)m
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なな - 読んでて、とても楽しかったです。素敵な小説ありがとう^^ (2021年10月8日 0時) (レス) id: 2858fa56d6 (このIDを非表示/違反報告)
ミーニャ(プロフ) - 詩苑さん» すみません。 (2021年9月26日 18時) (レス) id: e862ec09fb (このIDを非表示/違反報告)
詩苑(プロフ) - 名前変更ないなら設定タグの夢小説設定しないで。 (2021年9月26日 18時) (レス) id: 5eb696a47c (このIDを非表示/違反報告)
ミーニャ(プロフ) - こんにちは。読んでくださり、ありがとうございます。実は女の子の名前にはタイトルに関係ある意味があります。ですから名前は固定なんです。普通の小説として読んでくださるとありがたいです。本当にすみません。 (2021年9月7日 7時) (レス) id: e862ec09fb (このIDを非表示/違反報告)
刹琉夜(プロフ) - 名前変換ができない (2021年9月7日 6時) (レス) id: 32f3210099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミーニャ | 作者ホームページ:https://ameblo.jp/mienya-suzume/entry-12668956598.html
作成日時:2021年3月17日 20時