君の笑顔の裏に＿＿＿＿ (ページ1)

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Prolog ページ1

壱馬side

俺はお墓の前に立ち、手を合わせた。

＿＿＿＿＿＿慎。ずっと苦しかったやろ？怖かったやろ？なんで相談してくれんの？

俺…そんなに情けなかった？頼れなかった？

ごめんな…守ってやれんくて…。

＿＿＿＿＿＿また来るから。

花を替えて、その場を去った。

慎は俺の同級生だ。

誰からも愛されて、幸せだった慎がある日突然屋上から飛び降りた。

誰も慎が飛び降りた原因が分からず、その日からずっと置いてけぼりだった。

なんで探さないのか…俺は腹が立った。

慎が亡くなって、慎の家へ向かった。

「誰かいますかー？」

慎母「はーい。あら？壱馬くん？」

「はい。あの慎のこと…」

慎母「あ…うん…大丈夫よ…」

「すみませんでした…」

慎母「いいのよ…壱馬くんが謝る必要なんてないから」

「はい…あの…慎の部屋って」

慎母「あるわよ。行く？」

「はい」

案内されて慎の部屋へ。

色々探して、探しまくった。

すると……一枚の封筒が落ちてきた。

＿＿＿＿＿＿なんだ？

中身を開けると、そこに入っていたのは……

慎が書いた手紙だった＿＿＿＿＿＿