☆ ページ21
立て続けに事件は、起きる。
ブー、ブー
私の携帯が鳴った。
哲人「電話やろ?出てええよ?」
「もしもし。」
?「もしもし。元気してる?」
「え?咲人?」
咲人(さくと)は、私の幼馴染でプロ野球選手。
(咲人は、完全オリジナルキャラです。)
咲人「おぉ、正解!」
「さすがに分かるよ。間違えるわけないやん。」
咲人「で?元気にやっとる?」
「うん。咲人は?」
咲人「元気元気!」
「急にどーしたん?電話なんか。久しぶりすぎて、びっくりしたやん。」
咲人「なんで電話せんってことになったか覚えとる?」
「覚えとるよ!先発登板できるようになるまでは、野球に専念したい。私に甘えたくないって。」
咲人「そんなことまで言ったか?」
「うん、ぜーったい言った。…え、待って?先発なん?」
咲人「そ。」
「ええ!おめでとう…!中継ぎの咲人もかっこよこったけど、先発かぁ…。」
咲人「元々、中継ぎのピッチャーとして鍛えられる予定やったんやけど、俺がめっちゃ頼みこんで、めっちゃ練習して……」
「ぐすっ……」
咲人「はっ!?A泣いとるん?」
「泣くに決まっとるやん!もう、今度お祝いする。」
咲人「楽しみにしとくー。あ!試合見に来いよ!」
「え!行きたい!」
咲人「あ、ヤクルト戦だけど俺を応援してくれるよな?」
「えー。悩ましい…。咲人のことは、応援する。」
咲人「緊張する…。」
「私も。」
咲人「なんでだよ笑。」
「当たり前でしょ。咲人……凄いよ…」
咲人「ありがとう。でも、ここで結果残さんと…」
「力入りすぎるのも良くないし、リラックスね!」
咲人「おう!あ、A。」
「ん?………わっ!」
咲人「え?どうかした?」
山田さんが肩をツンツンとしてきた。
すると、口パクで「な・が・い」と。
「ごめん、咲人!時間が…」
咲人「あぁ、分かった。まあ急ぎの話じゃないし、また今度な!」
「うん!じゃあね。」
哲人「やっと終わった。」
「すみません。長くなってしまって。」
哲人「誰?」
「え?」
哲人「咲人って誰や。」
「どうしたんですか?急に…。」
哲人「彼氏おらんのんやないん?」
「なんでちょっと怒ってるんですか?」
.
.
哲人「好きや。」
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作者名:澪 | 作成日時:2021年12月18日 18時