燕と私 [山田哲人] (ページ14)

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☆ ページ14

山田side 続き

普段、昼ごはんが出来るまでアニメ見て、ゲームして…って感じなんやけど、

なんか、かっこいい姿を見せたなってきて、

相手ピッチャーの研究をしてる。

相手の癖とか、なんとなく分かってるつもりやったけど、

また新たに見つけれた。

すると、橘さんが呼びに来た。

「キリがよくなったら」

って言われたから、

その言葉に甘えて5分待たせてしまった。

そのことを謝ると、

「全然待っていないから。」

一瞬ドキッとした。

俺の事を待ってないってこと？時間的なこと？って。

そしたら、橘さん慌てて「時間的な意味です！」って笑。

慌ててる姿を可愛いなって思ってしまった。

料理のことになると真剣になって、

そうかと思えば、少し顔を赤くした。

すると小さな声で「結婚」って聞こえた気がした。

だから、「結婚したらこんな感じなのかなって思った？」って。

また慌てまくる橘さん笑。

クールな人かと思っとったけど、

意外とそんな感じでもないみたい。

「結婚したらこんな感じなのかな」

俺も一瞬そう思ったことは、絶対に言わんわ。