☆ ページ12
普段、昼ご飯までアニメを見たり、
ゲームをしたりしてる山田さん。
今日は、珍しく自分の部屋にこもっていた。
コンコンコン
「昼ご飯、できたのでキリが良くなったら出てきてくださいね。」
哲人「うん、ちょっと待っててな。」
「はい。」
5分後
哲人「ごめんな!待たせて!」
「いえ。全然待ってませんから。」
あれ?今の言い方だと、
あなたのことなんて、待ってませんから!
みたいになってない?
「あ、いや、今のは、その時間的な意味です。」
哲人「焦りすぎや笑。大丈夫。分かっとるよ。」
「「いただきます。」」
哲人「ん〜。やっぱり美味しいわ。」
「いや、少し甘みが足りませんでしたね…。うーん…。次からは今より少し砂糖を加えますね。でも、糖分の摂りすぎも良くないし……。」
哲人「やっぱり、プロやな笑。それに、一緒に食べることで、分かることもあるやん。あ、なんか上からでごめん。」
「いえ、本当にその通りだなって思いました。」
ていうか、今、推しと向き合ってご飯食べてる。
結婚したらこんな感じなのかな……。
いやいや、何考えてんだ…!
哲人「橘さん…?考え事?」
今、顔が赤いかも…。
哲人「橘さん…顔、赤いで?」
「だ、大丈夫です…。」
哲人「もしかして、結婚したらこんな感じなのかなって考えてた?」
「えぇ!?そ、そんなこと…!!」
なんで、バレてんの…!エスパーですか…!?
哲人「その反応は、図星やな〜?」
「は、早く食べましょう。」
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作者名:澪 | 作成日時:2021年12月18日 18時