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うぅ…なんか気まずい。




山田さん本人に自分がファンであることを知られて、





なんとなく、気まずかった。






でも、仕事だからね。





ふぅ…






「おはようございます。」






哲人「ん。おはよう…。」






「朝ごはん、出来てますよ。」





哲人「橘さんは、もう食べた?」





「はい、来る前に。」






哲人「そっか……」





そう言って、山田さんは寂しそうな顔をした。






「どうか…されましたか…?」






哲人「昼ご飯は、一緒に食べよう。」






「ど、どうしたんですか?急に。」





哲人「いや、嫌ならいいけど…。」




「嫌とかではなくて…。その、依頼者の家で食べる場合は、お弁当を作ってきたりとか…依頼者に提供するご飯は、食べてはダメなんですよ。」



哲人「でも、お弁当作ってないんやろ?なら、ええやん!依頼者が許可出しとるんやで?」




「わ、わかりました。」




哲人「楽しみやわ〜。」





やっぱり、女慣れしてるのかな。




それとも、私がファンだから?




ファンには、優しくしよう!的な?




「なんで急に……?はっ!!すみません。」




つい、口に出してしまった。




哲人「なんでって……。ずっと一人で食べるんは、寂しいなって思っとったんよ。これから結構お世話になるつもりやから、嫌われたりしたら、この先気まずいなって思ってな。でも、橘さんがずっと俺を応援してくれとるって知って、嫌われんかもしれん!って思ったんよ。」





「な、なるほど…。き、嫌いになることなんて、な、ないです、よ。」






哲人「うん、ありがとな。」







「で、では、あの掃除してきます。」






哲人「うん、よろしくお願いします。」






すごく嬉しいけど、なんか恥ずかしい…!





あと、さりげなく、






これからも結構お世話になるつもりって!!







わぁ…こちらこそよろしくお願いします…。








昼ご飯が、楽しみ…。何作ろうかな…。

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作者名: | 作成日時:2021年12月18日 18時

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