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白黒【次元side】 ページ5

不二子が用意した飛行機に




すぐさま乗り込むと目的の西洋の海へと出発した




その道中




個々が張り詰めた空気を作りだし今にも糸が切れそうな緊張感だった




五ェ門「ルパン、何をしている」




その中、一人マイペースに作業をするルパンに五ェ門が声をかけた




ルパン「んー?どう、似合うか?」




鏡を片手に数十分何をしていたのかと思えば、ルパンはAの瞳によく似たグレーのカラーコンタクトを付けていた





不二子「何してるのよ」




ルパン「オシャレかなーって思ってよ!不二子ちゃん写真撮るぅ?」




「ハイチーズ」と、不二子の肩を抱き強引にルパンはシャッターを切ると




すぐさま不二子はルパンの顔を飛行機の床に押し付けた




手から離れた携帯を拾い写真を見る




次元「オイオイ、白黒じゃねぇか」




不二子「何よルパン!意味ないじゃない!」




赤い派手な服を着ていた不二子は倒れたルパンの胸ぐらをつかみあげた




ルパン「あーーらら間違えちゃった!」




不二子「ふざけないで!!」




ルパン「ちぇー、外せばいいんだろ外せばぁ!」




そう言って不貞腐れたようにカラーコンタクトを取るルパンを見てため息をついた




次元「大体、なんだって急にそんなもん」




ルパン「んー、ちょっとなぁ」




意味深い言葉を呟くルパンに帽子の影から目を覗かせる




ルパンは撮った写真をじっと見つめていた




その姿に再びため息をつくと酒を取り出した




五ェ門「次元、ここでか」




不二子「ちょっとは我慢できないの?」




次元「うるせぇ、昨日は飲めなかったからな」




そう言うと店から持ってきたグラスにゆっくりとバーボンを注ぐと一気に飲み干した




ルパン「相変わらずいい酒の趣味してるねぇ」




次元「バーボンはストレートだろう」




不二子「Aはカウボーイを飲んでたじゃない」




次元「餓鬼の味覚だ」




ルパン「今宵もあなたを想う」




再び注ぐボトルの手を止めた




五ェ門「カクテル言葉か」




不二子「あの子が、何も考えずにあなたの前で飲むかしら?」




その言葉に、隣でカウボーイを飲むAの姿を思い出すと緩んだ頬を引き締めた




次元「そりゃあ、白黒付けねぇといけねぇな」




ルパン「あぁ、色々な」

浮上 【主人公side】→←告げる別れ



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たえ(プロフ) - 次元カッコイイです!小説すっごい面白かったです。番外編期待してます! (2019年12月22日 18時) (レス) id: 19d0561e97 (このIDを非表示/違反報告)
リオ - やってくれましたねぇ!!次元大好きです。ななこさんの小説、本当に良かった〜!また作ってくださいねっ! (2019年8月28日 22時) (レス) id: bc7a5e9a20 (このIDを非表示/違反報告)
エレン(プロフ) - いちごだいふくさん» いやぁこちらこそこんな感じで良かったですかねぇ……尊い (2019年8月27日 20時) (レス) id: ac6c3bd1ce (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく - いやぁ、まじありがとうございますm(_ _)m次元尊い (2019年8月27日 19時) (レス) id: ecd32e4b78 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく - ありがとうございます笑笑 (2019年8月25日 20時) (レス) id: ecd32e4b78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななこ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年7月9日 0時

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