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理由【次元side】 ページ30

「……綺麗」




そう言って宝石たちを眺めるAに目を向けた




少し腫れて赤くなる頬と




今まで見えなかった藍色の瞳




その姿にイラつきと妙な気持ちが沸いて、息を飲んだ




「これで、終わり…全部」




それは何を告げる言葉だったのか。

俺とお前の関係がか。




そんなことは聞く勇気も出ず



藍色の瞳が薄く滲むのを感じた




「……これが必要な人が現れるまで、守れるかな」




次元「お前ならやれるさ」




「ふふ、本音?」




こちらを見て笑うAに微笑む




次元「さぁどうだろうな」




ポケットに手を突っ込みAに飴をひとつ手渡すと



再び取り出して口に含む




「言う言葉に困った時と照れた時に飴舐めるの辞めたら?」




その言葉に勢いよく飴を噛み砕いた




次元「馬鹿ッ んなわけねぇ……!」




「飴を噛み砕いてる時は図星を刺された時だよね」




それもまた図星


奥歯を噛み締めると小さな飴の欠片がガリッ音を鳴らした




「でも……」




次元「おい、まだ続ける…」

「飴とお酒を飲んでいる時は あなたとの時間を共有出来ている気がして、私結構好きなのよ」




そんな事をサラリと言われて、ポロリと飴の棒が口から抜ける




それをAはしゃがんで拾う





「……それで私に見とれた時は飴の棒を必ず落とす」




次元「もう降参だ、黙っててくれ」




その言葉に、Aは勝ち誇ったように笑った

情に深い用心棒→←灰の瞳



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たえ(プロフ) - 次元カッコイイです!小説すっごい面白かったです。番外編期待してます! (2019年12月22日 18時) (レス) id: 19d0561e97 (このIDを非表示/違反報告)
リオ - やってくれましたねぇ!!次元大好きです。ななこさんの小説、本当に良かった〜!また作ってくださいねっ! (2019年8月28日 22時) (レス) id: bc7a5e9a20 (このIDを非表示/違反報告)
エレン(プロフ) - いちごだいふくさん» いやぁこちらこそこんな感じで良かったですかねぇ……尊い (2019年8月27日 20時) (レス) id: ac6c3bd1ce (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく - いやぁ、まじありがとうございますm(_ _)m次元尊い (2019年8月27日 19時) (レス) id: ecd32e4b78 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく - ありがとうございます笑笑 (2019年8月25日 20時) (レス) id: ecd32e4b78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななこ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年7月9日 0時

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