灰の瞳 ページ29
不二子｢でも、なんでAの瞳が青くなったの？｣
五ェ門｢灰の瞳だから、写ってしまったのか？｣
ルパン｢それもこの写真だ｣
先祖の写真と、ルパンと不二子が映った写真が手渡された
ルパン｢白黒写真だが、灰の瞳だと写り方が違うんだ｣
そう言われ写真を見ると、ルパンが灰色のカラーコンタクトを入れた写真は
色味が無く、ほぼ色を写していないが
先祖の写真はなにか濃い色で写っていた
｢でも！なんで目の色を奪う必要があったの…？｣
ルパン｢ブルーの瞳はヨーロッパに多い色味だ、だが灰の瞳はロシアに多い｣
次元｢確か、お前の出身はヨーロッパだったよな｣
｢うん…｣
ルパン｢つーまり、御先祖様は子孫のために残した宝石によって危害がないように、瞳の色を消したのさ｣
｢子孫が特定されないようにな｣
そう付け足すとAは息を飲んだ
｢じゃあ、呪いじゃなくて…｣
五ェ門｢子孫を守ろうとする、御先祖の意思｣
Aは手に持った先祖の写真を眺め、青い瞳に涙を浮かべた
｢馬鹿ね、こんなもののために｣
次元｢この莫大な財力に屈しなかったんだぜ？｣
次元はそっとAの腰に手を当てた
次元｢歴史上、金に目が眩んで破滅した人間は多い…お前さんの御先祖さんは大した奴だよ｣
溢れる涙を指ですくう
不二子｢ねえ！これちょーっとだけ貰ってもいい？｣
ルパン｢ふーじこちゃんたらがめついんだから｣
｢えぇ、もちろん！貰っていって｣
次元｢いいのか？｣
｢うん、全部は勘弁だけどね｣
そう言ってﾆｼｼと笑うAを見て笑う次元と
藍玉の小刀を持って宝石に向かう不二子とそれを止めるルパンと五ェ門が、その場に居た
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 145人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たえ(プロフ) - 次元カッコイイです！小説すっごい面白かったです。番外編期待してます！ (2019年12月22日 18時) (
レス) id: 19d0561e97 (このIDを非表示/違反報告)
リオ - やってくれましたねぇ！！次元大好きです。ななこさんの小説、本当に良かった〜！また作ってくださいねっ！ (2019年8月28日 22時) (レス) id: bc7a5e9a20 (このIDを非表示/違反報告)
エレン(プロフ) - いちごだいふくさん» いやぁこちらこそこんな感じで良かったですかねぇ……尊い (2019年8月27日 20時) (レス) id: ac6c3bd1ce (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく - いやぁ、まじありがとうございますm(_ _)m次元尊い (2019年8月27日 19時) (レス) id: ecd32e4b78 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく - ありがとうございます笑笑 (2019年8月25日 20時) (レス) id: ecd32e4b78 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
