ベットの上で ページ48
「……ん」
目を覚ますと、そこはベットの上だった
状態を起こそうとすると身体に痛みが走り首だけを起こした
縛られた手足は足だけが自由になり、身体には切り傷
そこからうっすら流れるものに目を瞑った
耐えていた声が少しずつ漏れ枕に顔を填めた
「ッ……じげ、ん……たすけ て」
ポロポロと溢れる涙を流すと扉の開く音がした
ロディ「起きたか」
その言葉に口元を噛んだ
ロディ「……強力者は?」
その言葉にふるふると首を振るとロディは大きくため息を付いて上に覆い被さった
ロディ「まだ足りねぇか」
その瞬間、先程されたことを鮮明に思い出すと再び涙が流れた
「もう……いや……ッ」
ロディ「……」
するとロディは首元に顔を埋めると強く吸い付いた
「!ちょっ、やだ!!」
抵抗しようとするが身体を押さえ付けられ涙が流れた
「や……だぁ…」
しばらくして離れるとカシャッという音が聞こえて顔を上げた
「ゃ……消してっ!」
顎を掴み目線を合わせられるとロディは笑った
ロディ「……惜しかったな」
そう言うと扉の外へと消えていった
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