検索窓
今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:92,927 hit

ごちそうさん ページ38

「ん〜!!!」



たくさんのウニが乗った寿司を頬張るとAは目を輝かせた




飲み込みお茶を飲むとAはようやく口を開いた




「次元!すっごく美味しい!」




次元「あぁ、そうだな……」




「ちょっと、なんでそんなテンションなの?」




Aは「あ、ボタンエビ」と板前に伝えるとそう聞いた




「美味しいんだから食べなよ〜もう一個ボタンエビ頼む?」




その言葉に勢い良く首を振ると次元はマグロを頼んだ




ほぼ同時に寿司が来ると再びAは口を開けエビを平らげる




次元はすぐさまマグロを口に入れると財布の中身を考え次の寿司を考えていた




「美味しいほんとに……!」




だが、美味しいものを食べた時のAの顔が




次元はとてつもなく愛しいと感じ、止めることなど出来なかった




「あ、キャビア2つ」




だがこの言葉には次元も口を開けた




「あ、彼も食べたいみたいなので3つ」




隣にいるAはニンマリと笑い次元を見た




この場で声を出す訳にもいかず次元は歯を食いしばった




次元「後で覚えていやがれ……」




そうして山ほど乗ったキャビアの寿司を口にして頬を緩ませるAを見て




結局俺も甘いと反省しながら同じ味を共有すべく、次元も寿司を口にほおった




次元「……うめぇな」




「ね!美味しい!」




万遍の笑みを浮かべ笑うAに微笑む




「次元何か食べないの?」




次元「あぁ……エビとウニを」




Aの押しに負けやけくそに頼みそれを頬張る次元をAは愛おしい瞳で見つめた

























次元「食ったか?」




「うん!美味しかった」




お茶を飲み一段落つくと2人は席を立った




次元「すまねぇが会計を」




店員「お客様からはもう既に頂いております」




次元「は?」




「次元いこ!ご馳走様でした〜!」




Aに腕を引かれて外に出ると車に乗り込んだ




次元「いつの間に」




「カードって便利よね」




人差し指と中指でカードを挟み口角を上げた




「こうやって経済って回っていくのよ」




次元「言うようになったじゃねぇか」




「大人しい女だと思わないでよね?」




次元「そうだな」




そうして次元はAの唇にそっと触れるとエンジンをかけた




次元「ごちそうさん」

ブルースカイアイズ→←予習



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
111人がお気に入り
設定タグ:ルパン三世 , 次元大介 , 次元
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ななこ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年5月28日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。