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髪飾り ページ27
ご飯を食べて、2人で珈琲を片手に息を着いた
｢ふぁぁ……｣
次元｢なに変な声出してやがる｣
｢ううん、楽しいなって｣
目を細めてうふふと笑う
次元｢そりゃよかった｣
｢そろそろいくか｣
と席を立つとまたまた次元が財布を開いた
｢ねぇ……｣
次元｢諦めろ｣
｢むぅ……｣
次元の後ろをゆっくりついて行く
それに気づいたのか心無しか歩くスピードを緩めた
車に乗り込むと雪景色が美しい通りを走った
次元｢お前さんのそれ、毎回付けてるよな｣
｢？｣
次元｢その髪飾りだよ｣
｢あぁ、これ…｣
ハーフアップを纏める髪を触った
｢親の、形見なの｣
次元｢そいつぁ…変な事聞いちまったな｣
｢いいのっ、ずっと付けてろって…私を導いてくれるって……｣
｢なんでかはわからないんだけどね｣と続けて言った
そして目の端に映る髪飾りが
光の加減により一層煌びやかに輝く装飾と
瑠璃色に光るワンポイントの石に
次元は目をひかれた
次元｢馬子にも衣装だな｣
｢あ、服が？｣
次元｢なんでもねぇよじゃじゃ馬娘！｣
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