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飲酒運転 【次元side】 ページ24
10時
……の30分前に店の前に到着した
俺は泥棒だから、時間にはうるせぇんだ
別に、楽しみとかそういうのじゃ…
次元｢だぁ〜くそ！！｣
本日10本目の飴を食べ終え再び袋を開け味わう
次元｢だいたい、あんなじゃじゃ馬娘…｣
どーすんだよジャージとかで出てきたら
そうなれば服を買いに行けば……何考えてんだ
次元｢ﾁｯ、調子狂うぜ｣
そうしていると車の窓がコンコンと叩かれた
｢あ、お待たせ……｣
思わず口に入っていた飴をﾎﾟﾛﾘと落とした
いっつもバーテン姿だったから大人のように見えたが
花柄のワンピースを纏い出てきた女は｢愛しい｣
という言葉が似合うような容姿だった
次元｢……｣
無言で車から出ると助っ席の扉を開けた
次元｢早く乗れ｣
｢ありがとう｣
ふわりと笑うAに息を呑む
｢どこに行くの？｣
次元｢あぁ、お前が楽しめるところだよ｣
そういうと気を紛らわすために車を出した
｢……｣
次元｢……なんだ｣
視線が向けられているのを感じ声をかけた
｢……まだお酒残ってるんじゃない？｣
次元｢ばぁか残ってねぇよ！｣
｢飲酒運転だ！捕まるー！！｣
次元｢今そんなんで捕まったら泥棒としても捕まっちまうだろうが！｣
｢プラスで誘拐も加算するかもよ｣
次元｢間違いなく豚小屋の中じゃねぇか｣
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