バーボンをストレートで (ページ3)

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登場ページ3

ある部屋の扉を開けた次元は

その中にいる見慣れた顔に声をかけた

次元｢オイ、ルパンは｣

何故か椅子の上に足を組み座っていた

五ェ門｢不二子とどこかに｣

次元｢そうか、あの女また来てやがるのか｣

椅子に腰掛けるとシケモクを口にくわえた

五ェ門｢何か用だったか｣

次元｢いんや、ちょっとな｣

五ェ門｢拙者でよければ聞こうじゃないか｣

柄にもなく五ェ門がワケを聞いてきたので

こちらも口を開いた

次元｢ちょいと、変装を教えて貰いたくてな｣

五ェ門｢変装？｣

次元｢ちぃと酒が飲みたくてな｣

五ェ門｢いつもの様に行けばいいではないか｣

次元｢それがな……｣

そこまで言って次元は｢言いすぎた｣と頭を抱えた

五ェ門｢……女か｣

図星まで付かれさらに項垂れた

五ェ門｢次元ちゃんが恋かぁ！｣

次元｢ｯ！？｣

その声に勢いよく顔を上げた

その瞬間、五ェ門は勢いよく首のあたりから

マスクを剥がした

次元｢ルパン！！｣

ルパン｢こりゃあ俺っちも頑張っちゃうからな～！｣

ルパンだったら余計な事を言わずに返送を教えろとだけ言えばいいと思っていたため

次元は五ェ門だと思っていたルパンに反応してしまったことを悔いた

ルパン｢そんで次元、聞かせろよ｣

そういうルパンに次元は煙草をひとつ吐くと

ルパンに顔を向けた