バイト ページ17
今まで言えなかったことを、琴美に言った。
黙って聞いてくれて、「話してくれてありがとう」
と、笑って言った
いつものように気さくに話しかけてくれた勇気にも伝えた
いつも通りの笑顔だった
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琴美「バイト始める!?」
「大学も推薦もらえそうだし、ずっと続けていきたいと思ってるから笑」
勇気「人見知りのお前が客に笑いかけられるのかよ笑」
「…練習する」
琴美「どこにするの?」
「パスタ屋さん、まかない付くって〜!」
勇気「結局食いもん目当てかよ。」
「さーて応募しよ。」
明田「ちなみに次のテスト赤点とったらバイト禁止だからな」
「久しぶりの登場なんだからもうちょっと好感度上がるような事いいなよ」
明田「お前を退学させるも進学させるも担任の一存なんだからな」
「さーせんでした明田先生」
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3日くらい経って、バイト先から連絡が来た。
面接しようか迷ったけど人がいないので採用。
明日から来てくれと言われた。
はじめてのアルバイト。
基本の挨拶。
メニュー暗記。
オーダー取り方。
片付け、運び方。
社員さん、先輩のお名前。
覚えることが多すぎた。
この前勇気に言われた笑顔も少し固い。
と言われる始末。
夜少し長く起きて覚えたり
いつもより優しく笑ってみたり
色々工夫して行くうちに、社員さんからも少し信頼していただけるようになった。
楽しさに溢れて、今までの事を忘れられた。
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それでも、あんなことが起こるとは思わなかった。
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あの出来事が、私の分岐点だった。
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雲類鷲(プロフ) - 夜に見てたんですけど、ものすごく感動してしまってたくさん泣きました。私も今先生の方が好きで共感できました。素晴らしい作品をありがとうございます! (2022年2月19日 9時) (レス) id: b3359691d7 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - kisakiさん» コメントありがとうございます!! 共感いただけて嬉しいです…… (2020年7月12日 1時) (レス) id: cd79ee8b93 (このIDを非表示/違反報告)
kisaki - 私も先生のことが好きで共感もできて、ずっと泣いていました。ありがとうございます! (2020年7月11日 21時) (レス) id: 33631d02f5 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - ゆるゆるるるるさん» ゆるゆるるるるさん!読んでくださってありがとうございます!そんなこと言っていただけるなんて光栄です、またお立ち寄りください! (2018年2月25日 15時) (レス) id: ac6c3bd1ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆるゆるるるる(プロフ) - キーワード検索で見つけてぶっ通しで読んでて夕方から今までじっくり読んでボロ泣きしました。涙腺崩壊して2時間くらい泣いてます…めっちゃいい小説…こんな素晴らしい小説と感動をありがとうございました! (2018年2月25日 2時) (レス) id: fa9c1b39ad (このIDを非表示/違反報告)
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