真実と嘘と輝きと part2

灰と煙草 ページ10

ジュッ





次元はフィルターまで燃えた煙草を灰皿に押し付けた




ルパン「いい話じゃねぇか」




次元「だが俺も雇われの身だった。仕事もしなきゃならねぇ」




再び煙草に火をつけすうっと息を吐き出す




ルパン「んで、お仕事はどーだったんだ」




次元「ヘマするわけねぇだろ」




ルパン「だろうな」




それに続きルパンも煙草に手を伸ばした




次元「ターゲットはスペイン軍の総司令官だった」




ルパン「あぁ、そういやその頃内乱が起きてたな」




次元「その反乱軍に雇われててな」




ルパン「なーるほど、それで戦力を削いで一気に落とそうってか」




次元「だろうな、詳しいことは知らねぇ」




ルパン「その戦争には加わったのか？」







次元「いや、どうやら軍は電磁パルスっていう攻撃を企んでたらしくてな…

それを扱えるのがその総司令官だったみてぇだ」






ルパン「電磁パルスって、核兵器をお空でバァン！のやつだろ？」




次元「あぁ、1発で米国の人口90%がこう、だ」




次元は掌で何かを握りしめるようなジェスチャーをした




次元「それから数日して、俺は総司令官を殺した……」

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