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リ「さ、これで入学式と寮分けは終わりかな?」
リ「いいかい新入生たち、ハーツラビュル寮では僕がルールだ。逆らうものは首をはねてやるからそのつもりで」
モブ1「ほら、A起きろ」
A『ふぁ〜、グッドモーニング』
モブ2「やっと終わったな」
うん、やっぱり今年も眠気に勝てなかった
A『ありゃ、学園長は?』
モブ2「確かに居ないな」
モブ1「なんかさっき出てってたよ?」
モブ2「前髪治しに行ったんじゃね」
A『女子か』
学園長が居ないことに周りも気づいたらしい
ヴィ「それにしても学園長はどこに行っちゃったのかしら」
イ「〈職務放棄……〉」
カ「腹でも痛めたんじゃないか?」
ク「違いますよ!」
モブ1「やっぱり前髪治しに?」
ク「違います!!」
聞こえるのかよ、結構距離あんのに
A『…ん?アレ誰だ?』
学園長の後ろに誰かいる
式典服を着てるから生徒だよな?
モブ2「タヌキみたいなやついるぞ」
モブ1「いや、モグラじゃん?」
A『猫だろ』
モブ1「じゃあ猫モグラたぬきにしよう!」
モブ2「長いな」
モブ1「いいんだよ!」
ク「さあ、寮分けがまだなのは君だけですよ。タヌキくんは私が預かっときますから。早く鏡の前へ」
A『タヌキらしいぞ?』
モブ1、2「「絶対違う」」
新入生は鏡の前に立つ
闇の鏡「汝の名を告げよ」
ユ「ユウです」
闇の鏡「ユウ… 」
闇の鏡「汝の魂の形は…」
闇の鏡「…………………」
闇の鏡「…………………」
闇の鏡「わからぬ」
A『おや?』
モブ2「おやおや?」
モブ1「おやおやおや?」
周りの生徒も珍しい鏡の反応に驚いている
分からないとは?
ク「なんですって?」
闇の鏡「この者からは、魔力の波長が一切感じられない…色も、形も、一切の無である」
闇の鏡「よってどの寮にもふさわしくない!」
A『(ああ、魔力が感じられなかったのは無いからかなのか)』
ク「魔法がない人間を馬車が迎えに行くなんてありえない!」
ク「生徒選定の手違いなどこの100年ただの一度もなかったはず」
ク「一体なぜ…」
グ「もごもご…ぷはっ!」
グ「だったらその席、俺様に譲るんだゾ!」
ク「あっ待ちなさい!このタヌキ!」
グ「魔法ならとびっきりのを今見せてやるんだゾ!」
A『(おいおい、嘘だろ?!)』
A/リ『「お前ら/みんな伏せて!」』
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ハン - まっっっっっっっっっっっっっっ、はぁん…サムさん尊…アベルきゅんかわい…無理好き… (2月23日 13時) (レス) @page24 id: 714c56ddb1 (このIDを非表示/違反報告)
あんのお餅(プロフ) - モブ2も受けっぽい (11月29日 0時) (レス) @page43 id: 9d4a07154d (このIDを非表示/違反報告)
名 - 「アベルヘルプー」と言っているモブが好きです (9月26日 2時) (レス) @page21 id: 53a6b7bb1e (このIDを非表示/違反報告)
花奏(プロフ) - ひかりさん» 掴んじゃいましたか…うっかりです😅(( (9月17日 20時) (レス) @page17 id: 61bb4e52ee (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - …え?心臓掴まれたんですけど……尊 (9月17日 20時) (レス) id: b54df6e94e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花奏 | 作成日時:2023年9月1日 21時