54 目黒side ページ4
〜
A：(…嬉しい)
〜
あの時のAちゃんの顔が忘れられない
目黒：んぁーーっ…。ぜってぇ泣かしたわ…
嬉しいと言った彼女の表情はその言葉とは対照的に
今にも泣き出しそうで…辛そうで
好きな子にそんな顔をさせる俺って…
目黒：最低だわ
目をつぶると頭に浮かぶのは
Aちゃんの弓を打つ綺麗な横顔と可愛い笑顔
目黒：はあ…
傷つけるかもしれない、でも気持ちを伝えようと決心
したはずなのに後悔している自分がいる
ティロンッ
その時ベットの横においてあった携帯が鳴った
深澤 送信：今お前ん家の近くのコンビニなう笑
目黒：だからなんだよ笑
他愛もないこんなメッセージが俺の気持ちを少し軽くした気がした
深澤 送信：こいよ
続けて送られてくるLINE
スポッ
〜阿部ちゃんと2人でアイスをかじるふっかの写真
目黒：阿部ちゃんもいんのか笑
いつもなら行くきになんてならなかったけど
この時はアイツらと一緒にいて、少しでも考える時間を減らしたかったんだと思う
目黒 送信：いく
深澤 送信：絶対阿部ちゃんがいるからだろ！
目黒 送信：うん
深澤 送信：しばくっ。ダッシュでこい笑
目黒：ははっ笑
LINEのやり取りだけでもこんな風に笑わせてくれる
友達がいる事に幸せを感じた
俺は携帯を持ってコンビニへ向かう
〜
深澤：うーす！おせーぞー笑
阿部：よ！めめのアイスもあるよ！
目黒：さんきゅっ笑 てか、珍しいじゃんこんな所まで、なにしてんの？笑
深澤：…いや笑 めめとちょっと話そうかなーって笑
目黒：なんだよそれ笑 てか、康二は？今日スパイク買いに行くって言ってたじゃん笑
阿部：あー、康二は…ちょっと用事で先帰った笑
目黒：ふうん…で？話って何笑
深澤：とりま、コンビニでたむろってたらヤベー奴みたいだし移動しようぜ笑
目黒：うん、別にいいけど笑
そう言われて俺らは近くの河原まで行った
〜河原
深澤：うおー！ザリガニいそうだな！
目黒：ここ穴場だよ
阿部：え、なんで知ってんの笑
目黒：俺よくザリガニ釣りするし
深澤・阿部：え…笑
深澤：お前その見た目で、そのルックスでひとりでザリガニ釣りしてんのかよっ！笑
目黒：俺上手いよ
阿部：や、じゃなくてっ笑
深澤：夏休みの小学生かよっ笑
目黒：いや笑 俺マジで小学生とかと比べもんにならないくらい上手いから笑
阿部：気にするところそこなんだ…笑
こんな風に初めは他愛もない話がつづいた…
肌寒い秋の風が冬が始まる事を告げている
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amn(プロフ) - 番外編のリクエスト！ありがとうございます！番外編書いてみたのでどうぞ読んでみてください笑 (2020年7月1日 1時) (
レス) id: 792676874f (このIDを非表示/違反報告)
pqef79jn7en306g(プロフ) - 番外編見たいです！ (2020年6月15日 1時) (レス) id: 57539d1eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amn | 作成日時：2020年6月11日 17時
