77 目黒side ページ27
A：ここまで来てくれてありがとう…///
寒いからなのか、Aちゃんのほっぺはすごく赤い
目黒：マフラー付けてくれてるんだ笑
俺も付けてるよ！
そう言ってクリスマスパーティでAちゃんから貰ったブレスレットを見せた
A：嬉しい///
コロコロ表情が変わる彼女を見ていると本当に飽きない…。
好きだということを思い知る
目黒：いつもは初日の出とか見ずに寝ちゃうんだけどさ笑 今年は…Aちゃんと見たくって
もう来年には見ることが出来ない景色を
目に焼き付けたいと思った
A：そっか…
何かを感じ取ったかのように俯くAちゃん
康二：(Aちゃんの幸せを勝手に決めるようなことしたらあかんと思う…)
なんでこんな時に思い出すんだろう
今目の前にいるAちゃんはすごく切なそうだ
きっとそんな顔をさせてるのは俺で…
だから、これでいいんだ
そう自分に言い聞かせる
A：蓮くん…？ここじゃない？初日の出よく見える場所って…
気づけば目的の場所に着いていた
目黒：あ、うん！笑 ここ穴場だから笑
A：よく知ってたねこんな所！近くにこんな場所があるなんて知らなかった！笑
目黒：そうでしょ笑足元気をつけてね笑
そう言って狭い路地を抜けて街を一望できる土手にでてきた。
そこで日の出までの数分をAちゃんと過ごす…
目黒：綺麗だよね…
A：そうだね
綺麗…Aちゃんを初めて見た時と同じ感情
あの時の俺にはなにもなかった
そのことを負い目に感じて、好きの気持ちを伝えられずにいた
もっとみんなの様に頑張らないとって
でも、今の俺はあの頃とは違う
今の俺があるのは…全部…
目黒：Aちゃんのおかげなんだ…。俺が目標を見つけられたのも、留学しようって決心できたのも…
でも、皮肉だよね
Aちゃんがくれたこの勇気を持った事で
傍にはいられなくなった
A：うん…。蓮くんなら見つけられると思ってた
無理に笑おうとしている彼女を見て思う
ごめん
俺がそんな顔させてるんだよね
目黒：Aちゃん…俺…来週行くことになった、
A：え…、でも留学は3年生からだって…
目黒：うん…向こうの新学期は年明けからなんだ
その時一筋の光が俺たちふたりを照らした
A：…
ゆっくりと昇っていく朝日
その光が照らしたのは俺たち2人と…
彼女の瞳から溢れる涙
俺は一生この光景を忘れないと思う
分からない…
どうすればいいのか
Aちゃんの事を幸せにしてあげたい
俺のこの選択は正解なんだろうか
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amn(プロフ) - 番外編のリクエスト！ありがとうございます！番外編書いてみたのでどうぞ読んでみてください笑 (2020年7月1日 1時) (
レス) id: 792676874f (このIDを非表示/違反報告)
pqef79jn7en306g(プロフ) - 番外編見たいです！ (2020年6月15日 1時) (レス) id: 57539d1eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amn | 作成日時：2020年6月11日 17時
