僕の声で守るよ (ページ37)

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婚姻届ページ37

瑞稀side

あれから、2年がたった。

HiHi Jetsは無事にデビューをさせてもらった。

だから、Aに報告に行こうと思った。

瑞｢あれ、線香ってどこ置いてたっけ…｣

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｢みじゅき〜無くしたら嫌な奴とか大事なやつは2番目の棚に入れとこ！鍵付きだし！鍵は…一番下の6番目の棚！｣

瑞｢なんで6番目？下でもいいじゃん笑｣

｢だって私らメンバー全員で6人やろ？やから！｣

瑞｢なるほどねー｣

__________

なんて会話をしていた気がする

6番目の棚ね…

ﾁｬﾘﾝ

瑞｢あったあった。｣

ｶﾞﾁｬ

せんこうー

･

･

･

瑞｢は？何これ…｣

ﾋﾟﾗｯ

婚姻届…と、手紙？

なん、で？

てかこの手紙何？

__________

瑞稀へ

瑞稀、こんな私と結婚してくれてありがとう。
式楽しかったね。なんかもー式って言うか大規模な飲み会みたいな笑

さてさて、これを瑞稀が見つけて驚いているということは私はもうこの世にはいないんでしょうね。

なんで婚姻届があるの？出したんじゃないの？って思っているだろうから今から理由を言いますね。

私、瑞稀が私と結婚してくれるって言ってくれて凄く嬉しかったし、幸せだった、うんん幸せ。

でもね、私はもうこの世からいなくなっちゃうの、瑞稀はまだまだこれから先もこっちで生きていくんだよ、

そんな人をもうここにいない人で縛っておくのは嫌なの。

だから婚姻届は出せません。

ごめんね瑞稀。

この婚姻届は出さずに取っておくか捨ててください。

では、またいつか会いましょうね。

Aより

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んだよ、それ、縛るって俺は縛られるなんて思ってないよ、ずっとAと繋がってられると思って、

だからね、Aは捨てることを望んでるかもしれないけどごめんねこれは俺のわがままだから、勝手に婚姻届出してくるね。

その時窓の隙間から風が吹いた

その風はAのように俺を暖かく包み込んでくれた。

A、ずっとずっと愛してるよ。

｢瑞稀、ありがとう。愛してる。｣