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現在メインでお迎えに行ってくれているのんちゃんを保護者として保育園に登録するのに関係または族柄を��弟��で申請してから、のんちゃんの機嫌がすこぶる悪い。
「じゃあなんて言えばよかってん！？」
「恋人」
「はあ？ つ、付き合うてへんやろ！」
「なら付き合うて」
「……」
「……はあ。正直にヒモかペット…ああ、使用人とでも言うたらよかったんやない？」
「なっ…何でそういうこと言うん…」
「そういう扱いしてるのは淳太やで」
冷戦３日目。最初こそ申し訳なかったかもしれないと思って謝ったり気を遣って声をかけていたけど、そろそろ面倒くさくなってひざを突き合わせた結果、のんちゃんは出ていってしまった。
「誰もそんなこと思ってへんのに…」
じゃあ、のんちゃんは俺にとって何なのか──いつのんちゃんが帰ってきてもいいようにいつも通り３人分の布団を敷いて眠ったけど、翌朝も、その翌朝も布団は綺麗なままだった。
電話もメールもしようと思ったけど、最後の一手が動かなくてふりだしにもどってしまう。だって謝罪してのんちゃんが許してくれたとしても俺が宙ぶらりんにさせているのんちゃんの気持ちと向き合わないと根本的な解決にならない。またのんちゃんを傷付ける。
http://○○○
のんちゃんがいなくなって何日経っただろうか、突然スマホに知らないアドレスから位置情報と今日の日付と時間だけが送られてきた。場所はお世辞にも治安がいいとは言えない繁華街にあるバーだし、ただのイタズラかもしれないから無視するのが得策なのはわかっているけど──昼間とはいえ独特な雰囲気のある道をともを抱きしめて歩いていく。
「…す…すみません……あ、のんちゃん、」
「しっ。さっき寝たとこやから。」
どうみても開店前のバーの扉をあけると、店内のソファでのんちゃんが寝ていて思わず駆け寄る。手を伸ばしたところでカウンターの奥からでてきたひとに声をかけられて、ともを抱き寄せる。
「ビビらんでええよ。俺、望の友達…なんかな、藤井流星っていうしがないバーテンなんで。えっと…ジュンタさんとトモヒロくん、やんな？」
流星くんが出してくれた紅茶とオレンジジュースをいただきながら、彼とのんちゃんの話、数日前にいきなりやってきたのんちゃんが棲みついてしまった話を聞いた。
「まどろっこしいのは苦手やから聞くけど、ジュンタさんは望のことどう思ってんの」
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作者名：26 | 作成日時：2022年10月21日 0時
