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年末年始は実家に帰省したり初詣に行ったりと人手の多いとこに足を運ぶ機会が多かったからか、大毅が高熱でダウンしたと思ったら今朝になって淳子も発熱してダウン。
赤「まっ！まっ！」
黄「うー…だいちゃんごめんね…」
赤「まーんまっ！」
ぐったりだった発熱のピークを過ぎて無駄にハイテンションの大毅はとにかく遊びたくて、淳子の身体を揺らしたり腕を引いて布団から出そうとベッドのうえを奔走していたので捕まえる。
青「大毅、ママねんねしたいからしーっ！やで」
赤「ねんね ないない」
青「大毅はパパと積み木して遊ぼうや」
赤「や！んまっ！」
黄「りゅーせ…大毅こっちでええよ…ほらおいで」
いうても体調不良の大毅はぐずってしまい、淳子の腕枕でおなかをぽんぽんとやさしく叩かれているうちにふたりは身を寄せあって眠りはじめた。
黄「うん、だいちゃんもママもあちちやね」
赤「ふへっ」
今日は在宅ワークに切り替えて１時間くらいしてから寝室のようすを確認にいったら可愛らしい会話が聞こえてきてほっこり。俺の存在に気づいた淳子の「りゅうせえやぁ、ちょっときて」って寝起き特有のゆったりとした口調で呼ばれて胸が高鳴った。内容はあれ持ってきて！だったけど。
青「汗かいたから大毅着替えさすけど淳子は？」
黄「わたしも気持ち悪いから汗拭いて着替える」
青「そしたらタオル持ってくるわ」
黄「ん、ありがとう」
逃げる大毅の身体をホットタオルで拭いてパンパンのおむつを交換しているようすを微笑みながら眺めている淳子。
青「タオル冷たなってまうで」
黄「……あ、うん、洗面所で着替えてきますぅ」
青「ここでええやろ、背中拭いたるし上脱ぎ？」
黄「や……ブラしてへんから…」
青「はあ…え、いつもそうやん。なにを今更…」
黄「そういうことちゃうの！」
青「え？」
黄「流星のあほっ！」
赤「まーまぁ？」
寝かしつけた大毅がすぴすぴ鼻を鳴らしだした頃、寝室を飛び出していった淳子が着替えを済ませてもどってきた。ベッドに腰掛ける俺に対する「どいて」を無視して腕を引いて膝に座らせた。
黄「ちょ、」
青「はぁー？してるやん！」
黄「ねー…わたし病人やねんけど…いい加減にして」
青「はい。よく寝てはよ治し…あららー…」
振り向けば寝てたはずの大毅がじーっとこちらを見ていて下手くそな愛想笑いしかできなかった。
青「見られてへんよな…」
黄「さあ？」
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作者名：26 | 作成日時：2022年4月26日 12時
