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橙「かっけぇ車乗ってるやーん！」

紫「イカつすぎるやろ」

　昨日の夜サンタさんが届けてくれて今朝開封したばかりの某外車メーカーの○クサスが出してる乗用玩具に乗って家のまえでクリスマスパーティーにやってきた濵ちゃんと照史をお出迎え。大毅さんはこのまま神ちゃんと小瀧が来るまでここから動くつもりはないらしいから濵ちゃんたちは勝手にあがってもらう。

桃「甘えん坊ドライバーがおる！」

緑「さっきまでかっこいいドライバーやったのに」

黄「もうほんま…あ、そうだ、だいちゃんがあんよできるようになったのみんなに見せてあげたら？」

紫「お、歩けるようになったんか」

橙「見して見して！」

まだ危なっかしいよちよち歩きだけど長いこと歩けるようになった。ただ俺のたっぱがありすぎて俺がひざと腰を曲げないとまだ手を繋いで歩けない。淳子とは手を繋いであるけどだっこしてほしくなってしまうようでよく追いかけっこに発展してる。

赤「んぁああーんっ！」

黄「うんうん、痛かったね、もう大丈夫やからね」

で、こんなふうに転んで泣いてだっこしてもらうまでがおきまりのワンパッケージになってる。その大半が嘘泣きで困ったもんだけど「涙さん出てないで？」と聞くとふにゃ〜と笑ってごまかす姿や嘘泣きしてまで求めてくること自体が可愛くてたまらん。

緑「淳子さん、俺も手伝います」

橙「淳子ちゃんこれ持っていっていいやつ？」

桃「じゅーんこさーんっ！」

料理ができない俺と濵ちゃんがダイニングでキッチンは危ないから入ってはいけないと早々にベビーチェアに座らせられた大毅を見守っていると、キッチンで飛び交う淳子の名前と淳子のたのしそうな声に反応して大毅の表情がどんどん治安悪くなっていく。

紫「大毅がそろそろ限界やで、みんな急いで〜！」

緑「せやんなぁ、ごめんなぁ」

橙「はーい、これで完成〜！」

黄「だいちゃんおまたせ、おなかすいちゃったね」

不機嫌の原因はお腹が空いてたわけじゃないけど、大人でも思わず興奮で声をあげてしまうほどのご馳走がダイニングを埋め尽くし、淳子がもどってきたことで大毅もすっかりごきげん。

青「大毅、みんながばいばいやって」

緑「だいきくんばいばーい」

橙「今度は○クサスで迎えにきてな」

桃「またね」

黄「ふふっ、寂しくなっちゃったね」

紫「ほな濵ちゃん家一緒に帰るか？」

橙「それは嫌みたいっすわ濵田さん」

なんとかバイバイも披露できました。

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