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赤黄３－２（★）ページ10

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　崇裕の眠気がなくなってちびちゃんのごきげんがもどってきたタイミングでモンチとふたり掛かりでミルクと離乳食を準備。きゃっきゃとたのしそうな声が聞こえてきたと思ったらだっこひもでちびちゃんを固定して崇裕がスクワットしてらっしゃる──しげがあれやれば一発や！言うてたけどホンマなんや。

緑「せなくん、濵ちゃんごはんやで」

紫「やったー！メニューはなんですか？」

橙「しらす雑炊でーす。濵田のは知らん」

だっこ紐をとってそのまま崇裕のひざに座らせてシリコンのお食事エプロンを装着していざ実食。スプーンの先っちょに少しだけ掬って口許にもっていくと＂あむっ＂と食いつく姿が可愛らしい。

息「んまっ」

緑「わあ──────…」

紫「せなが可愛すぎて神ちゃんトリップしとるわ」

橙「モンチ帰ってきて〜」

緑「…はっ！あかん！天使が見えた！！」

橙「天使なら目の前におんで。なぁー？」

息「あーうっ」

緑「嗚呼…ここが天国か」

デレデレどころかでろんでろんのモンチに目一杯甘やかされてちびちゃんがうとうとしはじめたタイミングでしげから着信がきた。淳太くんのシャワー浴びて着替えてんの待ってる間に電話って…今日も今日とて大変そうなロケしてんなぁ。

赤『そっち大丈夫そ？』

橙「泣いたりぐずったりはするけどお利口よ」

赤『あーほんま。17時前にはそっち行けると思うからもうちょっとだけせなのことよろしく。ほな。』

橙「しげもがんばって。淳太くんによろしく〜」

電話を切るとちびちゃんがはいはいで近づいてきてテーブルでつかまり立ち。すかさずフォローできる体勢に入ると「ちー」とか「んま」とか言いながらテーブルのうえに置かれた俺のスマホに手を伸ばす。

橙「どしたん。俺のやつゲームとか入ってへんよ？」

息「うー」

橙「な？つまらんやろ。わんわんのお写真見る？」

息「あーうー」

緑「照史ちゃうって」

橙「いまの＂ちゃーうー＂って聞こえたな」

俺らが理解してくれないストレスと眠たいので今日一番の大泣き。ごめんごめんって謝りながらだっこして楽屋中をうろうろしているうちに寝てくれて、さっきのあれ何やったんやろな〜と３人でプチ会議。

緑「しげも淳太も動画見せたりせぇへんし…」

紫「ふつうに、照史が電話してたからそれ見てスマホが気になっただけちゃうん？」

橙「音鳴るしブルブル震えたり…ま、気になるか」

結局答えは出ないまま、30分。

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