青黄２−２（★） ページ44
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褒めても怒られ、貶しても怒られ、結局俺と大毅の一騎討ちは「お前らが淳子のこと好きなのはようわかった！」「これいつまで聞かされんの」「もう帰っていい？」「もうええて！」とみんなに言われても終わらず、痺れを切らした�陲舛磴鵑�淳子に電話をして強制終了。残念ながら勝敗はつかず、次回に持ち越し。
黄『みんなで何してたの？』
紫「お前の好きなとこ延々聞かされてた」
黄『え゛ぇ……なんかごめん…』
紫「いやぁ〜随分と愛されてるみた──あだっ」
赤「ママっ！だいだよ！」
黄『え、ちょ、�陲舛磴鸞臂翩廖�？』
日常的に大毅にはスマホは与えてないけどテレビ電話の変え方だけはお手のもので、ズカズカと容赦なく�陲舛磴鵑梁世發發鯑Г澆弔韻督炭臓�
赤「ママ！だい！ママどこおるの？」
黄『同窓会の２次会で居酒屋にきてるよ』
青「……あ？２次会？」
黄『あ、流星。うん、なかよかったメンツで』
青「……男おらんよな」
黄『いるわけないやん。母校女子高やで？』
ほら！と淳子のスマホが反転して、何度か見たことある顔が「流星くーんお世話になってまーす」「相変わらずイケメン！」「大毅くーん」といい具合にできあがっていた。
赤「……ママはやくかえってきてね」
黄『うん、流星とみんなとなかよく待っててね』
電話を切ったあとまっくろになったスマホの画面をじぃと見つめていた大毅はスマホを�陲舛磴鵑砲�辞儀付きで返却して無言で俺にひっついてきた。
赤「……」
緑「寂しなってもうたかぁ」
青「眠たいのもあると思う」
橙「よ〜し、照史とモンチの間でねんねするか！」
赤「……」
紫「�霤弔里�ふとんでもええで〜」
赤「……ゃ、りゅーせがいいのっ」
きゅん。やだやだと首を左右振って胸に顔を埋める勢いで抱きついてくる大毅。きゅん。可愛い。やけに静かになったと思ったら俺のパジャマを涙と鼻水とよだれまみれにして寝てらっしゃる。……うん、その可愛さに免じて今回は許してやろう。
黄「ただいー…えっ、いつまで寝てんの！？」
橙「え、」
緑「あ、」
紫「へ、」
赤「う…はっ！〜〜〜ままっ！」
青「ぐえっ…お、おかえり」
まだ寝てた俺を思いっきり踏んづけていったけど、これはまあ淳子不在の寂しさをがんばって我慢したから許してやろう。
赤「あれ…ママ……おとこのにおいする…」
青「ぁあ゛」
紫「ば、流星、痛────ッ」
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作者名：26 | 作成日時：2022年2月11日 16時
