紫黄３＋α ページ38
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�霤腸箸魄貊錣砲任申濛世燭舛砲靴燭發γ戮い�ら送っていくという誘いは丁重にお断りされ、逆方向に帰ったふりをして探偵よろしくふたりを尾行する。
赤「数学やばいわー」
黄「今回範囲えぐいし俺もあかんかも…」
ふたりは�霤腸箸�ら徒歩５分圏内の公園に手を繋いで入っていき、ブランコに座ってゆるゆるとテスト前の中学生らしい会話をしている。
桃(こいつら意外と健全なお付き合いしてんの…？)
ここは淳太が小さい時によく�陲舛磴鵑醗貊錣墨△譴討�た公園。あのブランコも乗りたがるくせにいざ乗って背中を押してやると怖いって泣き出して──砂場でこけたり、すべり台から降りてこれなくて一緒に滑ったな、と懐かしさに浸っていると重岡がブランコから降りて淳太の前に立った。
赤「……淳太。すき。だいすき。」
重岡はチェーンを握る淳太の手に子どもっぽさの残る手を重ねると熱っぽい瞳で淳太をみつめて──誰もいない夜の公園にブランコのチェーンの不規則に揺れる音が響く。
くちびる、頸筋、鎖骨。
いくらひと気が無いからってこんなとこ、誰がどこで見てるかわからないのに、中学生だからできる、中学生だから許される密事は近所のおっさんが犬の散歩で通りかかるまでつづいた。
黄「見られた…？」
赤「大丈夫。遠かったし暗いから見えへんよ」
黄「そっか…じゃあ…」
赤「おん…また月曜学校で。メールするわ！」
黄「うん…気をつけて」
赤「淳太も気をつけて」
別れのあいさつをしたのにどちらも動こうとしなくて甘酸っぱいをやりとりを制した重岡が淳太をうしろ姿が見えなくなるギリギリまで見送り、帰ろうとしたところを捕まえた。
赤「おま…帰ったんじゃ…もしかして…」
桃「うん♡ぜーんぶ見させてもろたで♡」
赤「……悪趣味」
桃「外で盛ってるようなサルがよう言うわ」
血相を変えて勢いまかせに殴りかかってきた腕をひょいと弾き、胸倉を掴んでグッと引き寄せて、ひとつ忠告。
桃「あんま大人を舐めたらあかんで」
赤「……ッ」
それでも怯まずに睨んでくるこいつ。オモロいかも。
桃「これ、やるよ」
赤「…何」
桃「淳太を守れる御守り」
赤「御守りってこれ…、」
桃「いくら淳太が男の子やったとしてもリスクがあるし…男としてのエチケットやな。あ、使い方わからんかったらいつでも聞いてくれてええで。ほなな、エロガキ」
赤「はあ！？」
これも淳太のためや。
しゃーなし、お前らのことは俺ら大人が守ったるから。
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作者名：26 | 作成日時：2022年2月11日 16時
