赤黄１１−１（★） ページ34
ｉｆ(息子ではなく娘だった場合)
起こしにいってから数分後、どこからどう見ても寝起きでぱんぱんに浮腫んで目も開いてないおぶちゅな寝ぼけ顔をしたふたりが降りてきた。おはよう、と髪をなでて声をかけると不機嫌に唸りながらしげのパジャマを掴んでいた腕を伸ばしてだっこをせがまれたので抱きあげ、３人で洗面所に向かう。
黄「はい、パパにタオルどうぞして」
娘「ぱぱどうぞ」
赤「ん〜〜〜、どうもありがとう♡」
黄「Aちゃんこっち向いて、おめめぎゅっして」
娘「ぎゅっ！」
黄「かーわいっ♡ はい、お顔きれいになったで」
顔を洗うのは絶賛練習中だからいつもなら自分でやらせるんだけど、今日は姫も一緒に俺たちと現場に行かなくてはならなくて時間に余裕がないから俺がガーゼで拭いてあげる。仕上げに保湿クリームを塗って、可愛いおべべにお着替えを済ませて、すっかりおめめぱっちりになったしげと姫はなかよくダイニングにならんで朝食タイム。
娘「くぅださい」
赤「はい、どうぞ」
娘「ありあとぉ」
赤「どういたしまして♡」
おねだり上手の姫にまんまと転がされてデレデレしてるしげを微笑ましく思いながら、その隙に俺としげ、そしてどっかの末っ子きっての希望でロングヘアをキープしている姫のヘアアレンジに取りかかる──といっても俺は自分のヘアセットもままならない自他ともに認める不器用なわけで凝ったアレンジはできないから必死に習得した三つ編みとくるりんぱ頼みである。
黄「よし、完成！今日も可愛いなぁ〜♡」
困った時は、くるりんぱだけでできる某雪の女王をイメージしたアレンジ。はい、可愛い。はい、優勝。
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作者名：26 | 作成日時：2022年2月11日 16時
