赤黄６−１（★） ページ17
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淳太の妊娠がわかってから毎月ちょっとずつ大きくなるお腹の写真を撮りつづけてたそれが出産後は月齢フォトに変わった。まずは１年間撮ってみて、その写真でカレンダーを作るつもりでいる…それとは別に可愛い瞬間が多すぎて溜まりつづける写真はちょちょいとアプリでフォトブックを作成して毎月１冊ずつオーダーしていたり…親バカな自覚はある。
桃「それはしゃーないって、可愛いねんもん！」
紫「俺のスマホやってせなだらけやで！？」
緑「いやー…撮るなっていうほうが無理やって」
新年会を兼ねてわが家にあつまったメンバーはハーフバースデーを迎えておめかしをした息子にメロメロ。写真におさめようとスマホを構えて名前を呼んだりおもちゃで釣ったり試みるけど、当の本人は人見知りしちゃって淳太しか見てないっていう。
青「で、記念すべき６ヶ月はどんなん撮るん？」
赤「今年子年やん？」
橙「ぁあ〜はいはい、そういうことね」
青「どういうこと？」
赤「せなの服よう見てみ。見たことあらへん？」
紫「えー…なんや？」
橙「淳太くんやで。淳太くん言うたら…」
緑「ミッキーやっ！」
黄「せいかーい！可愛いやろ！？」
子年＝ミッキーはすぐ決まったけど着ぐるみにするか柄にするか迷っているところに燕尾服のミッキーを見つけて、来月はハーフバースデーだし蝶ネクタイの黄色とパンツの赤が俺たちっぽいと即決。ちなみに耳のカチューシャは家に腐るほどあるから買わなかった。
紫「膨らましたバルーンはどこ貼ったらええ？」
赤「ここにせな座らして写真撮りたいからー…」
青「あんま上にしたら映らへんやろ」
橙「モンチ、それもうちょっと右やわ」
緑「この辺？ズレてない？」
橙「おっけ、大丈夫」
まだ本人は何がなんだかわかってないだろうけど、子どもが生まれてから先月のクリスマスはもちろん、そのまえのハロウィンだって部屋を飾り付けるようになって、これまでの経験が生かされたからあらためてパパになるための番組をやっててよかったと思った。
桃「作業中のみなさますみません」
青「お前なに準備もせんと抜けがけしとんねん」
桃「わたくしせなさん専属スタイリストなので」
赤「はあ！？いらん！解雇や！即刻解雇せぇ！」
桃「まあまあまあ。それでは本日のハーフバースデー兼毎月恒例の月齢フォトでモデルをやっていただきます、重岡せなさん入られまーす！」
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作者名：26 | 作成日時：2022年2月11日 16時
