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緑黄4−1(★) ページ15

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 子どもたちを連れてスーパーへ買い物にいって帰ってくると出迎えてくれた淳太の腕には見覚えのない赤ちゃんがだっこされていた──えっと…知らん間に4人目産んでた…!?

黄「神ちゃん、多分やけどちゃうから」

緑「だって身に覚えがありすぎて…」

黄「とも」

緑「てへ」

端的にいうと淳太にだっこされている赤ちゃんは同僚のお子さんで、産休後もしばらく在宅ワークに切り替えていたけど出社せざるを得ない案件があったから淳太が預かったそうな。1歳なりたての女の子。

黄「男の子しか知らんからもー可愛くって♡」

桃「…のんちゃんかわいいもん」

赤「だいだってかわいいでしょ」

緑「ともくんだって負けてへん」

橙「おい最後。俺がやる前にオチてもうたやん。」

たしかに女の子は男の子とはまたちがった可愛さがあるし女の子をだっこしてる淳太はたまらなく可愛いんだけど、人見知りがひどくて、何度か会ったことのある淳太にべったりで…ちなみに男のひとが苦手らしく俺と照史が近づこうものならうちの子よりも豪快にギャンギャン泣く。

橙「…淳太くん女の子になってもうたん?」

緑「ちゃう!淳太の可愛さは性別をも凌駕すんの!」

黄「あほなこと言うてないで、さっきからずっとこの子睨んでるそこのふたりどうにかしてや」

赤「……じゅんたがとおい…赤ちゃんずっこい…」

桃「のんちゃんもだっこちてほしいのに…むぅ…」

あまり近づきすぎると泣かれるから2メートルほど離れた位置から恨めしそうに目を細めて淳太にだっこされた女児を見ている次男と三男。

緑「大毅、望、赤ちゃん怖がってまうやろ」

桃「のんちゃんわるくないよ?」

赤「だいのじゅんたとった…だいのじゅんた…」

橙「お前だけの淳太くんとちゃうやろ」

赤「だいのやし」

橙「はあ?調子乗んなよ」

黄「うっさいねん。この子がお昼寝できへんやろ!」

いい加減にせぇよ!
ピシャリと言い切ると赤ちゃんをだっこしたまま、怒られてわかりやすくへこむ大毅とめずらしく怒られてショックを隠しきれない照史を置いて淳太は3階に行ってしまった。

桃「んもぉー!あっくんとだいちゃんけんかするからじゅんたおへやいっちゃったー!」

橙「淳太くんに…怒られた……おわった……」

赤「……じゅんたぁ…」

緑「まあ、うん、あとで淳太に謝ろうな」

桃「ぱぱだっこっ!!」

緑「のんちゃんも怒んないの」

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作者名:26 | 作成日時:2022年2月11日 16時

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