42℃ ページ43
.
一応ここの課の課長に挨拶しようかと思ったのだけれど、まあ見学なんてこの時期どの課でもあることだからいいかなって思って。
私はくるりと踵を返して、またきた道を戻った。
…
「A………？」
…
『ごめんね、ざっくりとだけどわかったかな？』
JK「はい、大丈夫です。ありがとうございます」
『今後わかんないことろあったら遠慮せずに聞いてね』
JK「はい」
ちゃんと説明できているかは不安だけれど、とりあえず、なんとか私は1日でやる説明を全てこなした。
…
『じゃあチョン君、また明日ね』
JK「さよなら」
私は定時になりデスクを片付けていた。だけれど、一向にチョン君は私の方を見ることはなくて。
初日だから仕事はまだしていないのだけれど、おそらく明日からの仕事に備えて今のうちにやっているのだと思う。
…偉いなぁ、尊敬しちゃう。
私より2歳も下なのに、
JK「………あ、先輩」
『ん？なぁに？』
JK「いや、その、嫌じゃなかったらでいいんですけど、……………その、カトク、教えてくれませんか」
『えっ……』
JK「……いや、別に。嫌だったらいいんですけど、」
薄々感じてはいたのだけれど、チョン君は人見知りなのだと思う。
課長の後ろにぴったりとくっついていたあの時の様子や、あまり喋らないところを見ていたら流石に気づいた。
だから、そんな彼がまさか初日で私のカトクを聞いてくるとは思わなくて、思わず咄嗟に『えっ』と声を出してしまったのだけれど。
「だめですか？」なんて言って首を傾げてくる彼は、やっぱり私より年下で、年下なりの甘え方をもう熟知しているように感じられた。
……………やっぱりモテてきたのかなぁなんて
後輩にこんな感情を抱くなんて…
私もまだまだ子供だなぁ
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 762人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
陽叶*(プロフ) - ☆サクラ☆さん» ありがとうございます！もしかすると修正が入るかもしれませんので、その際はまた宜しくお願い致します(^^)新キャラについては、物語の鍵を握るだけですので「新」って感じではないかも…?（あれ、ネタバレ?←）第2章もよろしくお願い致します(*^^*) (2019年4月30日 9時) (
レス) id: ae9cd6dc21 (このIDを非表示/違反報告)
☆サクラ☆ - 第1章完結おめでとうございます!!!すんっっっごく面白かったです♪ありがとうございました(`∀´/ 第2章 今夏 楽しみですね〜【ﾆﾔﾆﾔ】 あの…新キャラ予想していいですか？ ………ｼﾞﾐﾝ!&ﾎｿｸ?（小声）………… (2019年4月30日 5時) (レス) id: dfb720f76f (このIDを非表示/違反報告)
陽叶*(プロフ) - nao??さん» ありがとうございます！ (2019年4月29日 20時) (レス) id: ae9cd6dc21 (このIDを非表示/違反報告)
nao??(プロフ) - 楽しみでしかない。。。笑 (2019年4月29日 19時) (レス) id: 085b46e186 (このIDを非表示/違反報告)
陽叶*(プロフ) - ☆サクラ☆さん» ありがとうございます(笑)さあ、どうでしょうか？(笑)新キャラなども想像しながらお読みください(^^)更新頑張ります！ (2019年4月29日 18時) (レス) id: ae9cd6dc21 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
