人質215名 ページ26
先生の手が滑って落ちていく
このままじゃあ澪奈の時と変わんない
涙が落ちて先生のほっぺを流れていく
もう無理かもって思った瞬間甲斐が後ろにいて
甲斐「死なせてたまるかよ」
その後もクラスの皆が来てくれて先生を引っ張りあげていく
引き上げられると先生は眼鏡をかけた
柊「茅野。お前に聞く
お前は本当に景山の手を離したのか?」
「楽になると思ってその手を離したのか?」
茅野「違います
私は澪奈に生きて欲しかった
だからその手を離したくなくて必死に掴んで((柊「な!そうだろ!離さなかったんだよ
この小さな手で最後まで精一杯景山を救おうとしたんだよ
だからもう自分を責めるな
いいな?」
そう言って一颯クンは茅野ちゃんを抱きしめて、よく頑張ったといった
そして茅野ちゃんから離れた一颯クンは私の方に来た
柊「米山。お前は?楽になると思って手を離したのか?」
『ってかズルいよそうやって私と茅野ちゃんの心を救おうとするとか〜』
柊「泣くな泣くな
あれ?なんか不満そうだな」
『あったりまえでしょ!!メガネ外してるのに楽にしてとか言い出すし〜もう意味わかんない
全部重なっちゃってこっちは必死なのに〜』
ヨシヨシなんて言って抱きしめながら頭を撫でてくれる一颯クン
そんなイケメンな行動はいらねんだよ
甲斐「あ、メガネを外したら信じるな」
瀬尾「死ぬつもりじゃなかったってことか」
『人に自分を大切にしろって言ったのにお前が1番自分を大切にしてないよ』
柊「あ〜死ぬのは怖いなぁ〜」
『先生?眼鏡をかけた先生の口から聞きたいなぁ
完結したんでしょ?』
柊「この瞬間を持って俺の授業は完結する」
『ありがとうございました』
「「「「ありがとうございました」」」」
郡司が上がってきて先生に手錠をかけた
そしてそのまま屋上を出ていく
少しして先生を見送ろうということになりみんなで階段を降りる
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美紀 - 移行おめでとタメでごめんね (2019年3月17日 13時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Cuore | 作成日時:2019年3月11日 2時