人質214名 ページ25
「いいか?マインドボイスは誰もが気軽に繋がれる便利なツールだ
気の合う友達を見つけて、いつでもどこでもコミュニケーションが取れる人によっては心の拠り所になるだろうそれも大切だ。否定はしないけど、その一方で恐ろしい暴力装置にもなり得る」
「だから刻んで欲しいんだよ
右にならって吐いた何気ない一言が相手を深く傷つけるかもしれない
独りよがりに、偏った正義感が、束になることでいとも簡単に人の命を奪えるかもしれないってことを
そこにいる君に、これを見ているあなたに
一人一人の胸に刻んで欲しんだよ
他人に同調するより、他人を貶すより、まずは自分を律して、磨いてつくっていくことが大切なんじゃないのか!!!
ってかそっちの方が楽しいだろ
その目も口も手も誰かを傷つけるためにある訳じゃない
誰かと喜びを分かち合うために、誰かと幸せをかみ締めるためにあるんじゃないのか
そうだろ!?もっと人に優しくなろうぜ
もっと自分を大事にしようぜ」
「俺の言葉がどれだけ届いているのか
きっと殆どの人間には痛くも痒くもないだろう
でも誰か一人でいい。君一人でいい。
感情に任せた言葉が景山澪奈のような犠牲者を作るかもしれない。そう思って踏みとどまってくれたら俺が今ここに立ってる意味がある
そしていつかきっとその1人が10人になって100人になって1000人になってゆく」
「俺はそう信じてる!
だからどうか!だからどうか!!あなたに届いて欲しい」
「聞いてくれてありがとう」
「 “ Letts think ” 」
バタバタと足音がしてそっちを見ると茅野ちゃんがいた
『瓦礫どうしたの』
先生はメガネを外して汗を拭くと立ち上がり
「この瞬間を持って俺の授業は完結する」
『…信じないゲーム?』
一颯クンが後ろを向いたのでライブを終了する
パソコンから一颯クンに目を向けると端の段差に達目を瞑り後ろに倒れようとしていた
必死に一颯クンの手を掴む
『今度こそ離さないから』
柊「茅野、米山その手を離せ」
茅野「離しません」
柊「頼む。俺を楽にさせてくれ」
【回想】
茅野「だめ!絶対ダメ!ずっとそばに居るから」
『澪奈が壊れないように私達が守っていくから!!生きて!!!』
そこで澪奈の手が滑り落ちていき落ちる
【回想終了】
茅野「お願いだから生きてくださいッ!!」
このままじゃあ澪奈の時と一緒になっちゃう…
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美紀 - 移行おめでとタメでごめんね (2019年3月17日 13時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Cuore | 作成日時:2019年3月11日 2時